知識がないことは分からない | 黄金の追っかけ道★好きなことに情熱を燃やす”いきいきライフ”

黄金の追っかけ道★好きなことに情熱を燃やす”いきいきライフ”

バンドと劇団の追っかけ道を極めたアネゴが教える、黄金の追っかけライフ!追っかけ人生は究極の「幸せ追求道」。
追っかけの未来には、お金じゃ買えない愛と幸せがある。ライブは命。命短し恋せよ乙女。好きなこと追求して、いきいき人生を!

私たちは、コミュニケーションするとき、
一般的に「話の流れ」と「言いたいこと」の二つをつかいます。

時々、話の流れを無視して、自分の言いたいことだけを話す人がいますが、
それってただの自己主張で、コミュニケーションではないですね。

コミュニケーションは、双方向に考えや意見を伝え合うこと。
一方通行は、コミュニケーションでは無いんです。

その双方向のやり取りを通して

 ・気持ちが変化したり
  (興味をもったり、反感を感じたりとか)
 ・知識が増えたり
 ・考えが変わったり
 ・行動が変わったり

していきます。

この4段階は、また別の機会に話すことにして、

「言いたいこと」について考えてみます。

そもそも「言いたいこと」って何なのでしょう。
何を指しているのでしょう?
そこがあっていなくて、誤解してしまうことはよくあります。

やり取りするには、自分が「言いたいこと」を
相手にも「分かってもらう」必要があるのですが、
これが、けっこう難しいのです。

例えば、

「あれ取って」

の、「あれ」って何か分かりますか?

新聞?お茶?テレビのリモコン?
長年つれそった夫婦なら分かるかもしれません。
でも、普通は、「あれって何?」って聞かないと分かりません。

この「あれって何?」という確認がとても大事なのです。

話をする側が思っている「あれ」と、
話を聞く側の「あれ」が一致しないと、
「分かる」のは難しいのです。
一致しているか確認することが分かり合う第一歩なのです。


有名な話に、「盲人が象を触る」というのがあります。

象を知らない盲人が、象を触って、

・王座がある
・扇のようなものがある
・ロープみたいなものがある

と、自分が触った部分だけで理解しようとするのですが、
いっこうに「象」という全体像が分からない、という寓話です。

人は、知らないことを想像することは出来ないのです。
ですから、分からないことは「何?」って確認しましょう。


話す側は、知ってることを話すので、
まさか相手が知らないと思わないという場合があります。

また、もう一方で、聞き手側も、自分が知ってる何かのことだと
思い込んで話を聞いてしまうこともあります。

お互いに、同じものを指して会話しているのか、
たとえ途中であっても、ズレに気づいたら確認してみましょうね。
それが、

「あ、なんだ、そういうことか!」

と分かり合う第一歩になります。