こんなおもしろい経験そうそうないのでしたためておこうと思います。
FCからメールが来た瞬間、ちょーーー半泣きになってしまった。
病気!?休業!?まさか引退!?やめてくれーーー!!!ギャー!!!ってなってなかなかクリック出来なかった。
悪い想像しか出来なくて。
お弁当をレンジに回しながら(昼飯時だったんですよ)私の頭も必死に回してマシな可能性を考えた。
なんだ…なんだ…他にお知らせして来そうなことって…えっ!?結婚!?結婚か!?と思いつき、意を決してメールを開いた本当に結婚でした。
結婚報告だった瞬間、私はめっちゃキレ散らかした。
お弁当食べながらめちゃくちゃキレ散らかしました。
俺は推しの私生活の速報を知りたくて金払ってるんじゃねぇんだわーーー!!
仕事の!情報が!知りたくて!金払ってるのに!
普段仕事の告知めちゃくちゃ遅いのにこういう時だけ早いんかよ!ンギャーーーー!!!!!!
ああもう良かったね勝手に幸せになってくれていいからあんたの芝居で私を幸せにしてよ!
お弁当はおいしかったです。
いやまぁこのキレ散らかしについては今は反省しています。
ちょっと理不尽だったなぁと。
今振り返るとFCで結婚報告した事に怒っているんじゃなくてそれを素晴らしい素晴らしいと絶賛されている風潮にムカついていたのかもしれない。
友人達に話を聞いて貰って落ち着きを取り戻したので今となってはもう怒ってないというか何でもいいというかどうでもいいなって思っています。
確かに週刊誌にすっぱ抜かれたりしなくて良かったと思うし、結婚とかそういう類の事は当人達から発表があるのが一番良いと思う。
私生活の事なんだから赤の他人が本人達を差し置いて「結婚するんだって!」って言うのは間違っているから。
私は昨年くらいはそろそろ2.5次元系の舞台から離れようと思っていて、ファンクラブもいくつか辞めようと思っていました。
で、昨年中もうファンクラブの更新はいいかな~と思っていたんですけど、もしめちゃくちゃ良い舞台の先行とか来たら困る!と思って更新したんですけど、それでやって来たお知らせが結婚だったからすごい損した気持ちになっちゃったのかもしれない。
これは本当にただの私の個人的な事情の憤慨なのでご本人は関係ないのでごめんなさいって思います。
それはそれとしてFCはもうちょっと仕事をちゃんとして欲しい。具体的にはあのすっとこどっこいなイベント内容をなんとかしてほしい。
素晴らしいか素晴らしくないかって言ったら、一番無難というかスマートと言うか燃えないというか…素晴らしくないわけではないけど飛び出て素晴らしいわけではないかな…
あの人の場合やる事なす事だいたい何でも素晴らしいらしいのでそういうもんじゃないんですかね…みたいな気持ち。
この茶番いつまで続くのかな…まぁいいけどね…
お相手については、まぁここでは「知っている人でした」とだけ。
私は推しを神様とも仏様とも天使とも思ってないし、もちろん当然ながらごく普通の人間だと思っていたので人間がする事ならしてもおかしくはないな、と思っていたので結婚したのも別に驚きはなかった。
絶対に結婚するとも思ってなかったけど絶対に結婚しないとも思ってなかったんで。
ただ「え、今したの!?」みたいな驚きはあったかも。
これは時勢がどうのって意味じゃなくて、たぶんいつしても「今結婚したの!?」って驚いたと思うな。
自分でも驚くくらい推しの結婚に「無」だった。
もっと悲しんだりショック受けたりするかと思ったけど、特に何もない。マジで。
今思うことはただただ「次の芝居の仕事はまだ?」です。
最初の報告でキレ散らかしたって話をしましたけど、怒っていたら過去もっと怒った事を思い出した。
劇中3回噛んだ事とか、めちゃくちゃ大遭難大沈没な芝居した時とか、朗読劇がただの発表会だった時とか。
怒った原因も芝居だったら、好きだな~~~って思った所も全部芝居だった。
私はやっぱり役者と言うよりは役のファンで、そして芝居のファンなんだと思った。
人格はどうでもいい、とまでは言わないけど(それは流石に推しに失礼)でも板の上で観た姿が素晴らしい事が私にとっては一番大事なんだよな~~~ってなってしまった。
結婚したから、という理由でファンはやめないけど、結婚した後に観た芝居がスカポンタンな事になっていたらファンはやめると思うな。
だってお金払いたくない。こちらとら芸に金払ってんじゃい。
私は常々「推しにできる事なんて何もない」と思っているけど、推しをどんだけ推していても推しが私の人生に責任取ってくれるわけではない。
推しの芸は私を感情を豊かにしてくれるけど、けどそれだけ。
そして、ファンだって推しの人生に責任取れない。
推しの人生の正解は推しにしか分からないし推しが選ぶべきで推しが責任取って推しの好き勝手自由にすべき…っていうか、本当に好きにしてもらって構わないです。
良いお芝居をお買い上げさせて頂ければそれで結構です。
なんで仕事に悪影響出るようなやらかしにはマジで気を付けてね!大丈夫だと思うけど!し、信じるよ!…信じるよ!!(2回言った
色んな人が色んなこと思っているけど、ファン心に正解も間違いもないので(一般常識守っていれば)降りようが降りまいがなんでもいいと思っている。
私は「本当のファン」って言葉が嫌いだ。
推しの結婚にショック受けている人をガチ恋勢だと決め付けるのも嫌いだし、盛大にお祝いしている人達をお花畑だと馬鹿にするのも嫌い。
人間の感情はそんな単純じゃないもんね。その人の事はその人の事しか分からないよ。
その人が思ったことがその人の正解。
他人と自分の感情を比較してもどうにもならんのです。
繰り返しますが、感情に正解も間違いもないので。感情にはね。
全くモヤらなかったと言えば嘘になるな。
モヤったというか、値踏みをしなかったと言ったら嘘になる。
「こういう人と結婚して欲しい。こういう人を伴侶として選んで欲しい」って事を考えていなかったと言えば嘘。めちゃくちゃ考えていたわ。
でも実際こうなってみると…なんか、本当にどうでもいいな…
きっと興味無いんだと思うし、実際の所そこまで期待値が高いわけでもなかったんだと思う。
ひでぇな。まぁだって人間性とか人格とかよく知らんし何も分からんので。
よくよく思い返せばファン対応の捌きの上手さは感じていたけど人として素晴らしいって思った事は、あれ、一度もないかもな…?(だからってクズとも思っていなかったけど。
考えないようにしていたのは確か。
「この人あんまりファンのこと好きじゃないんか?興味関心ないんか?」とも思っていたのも確か。
FCイベントのチケットが紙か電子か知らん上にチケット代も知らんてそれはもうどうでもいいんでしょ、と思っていた。
けどそれについても怒りも悲しみもなく「貴方はそれでいい」と思ってしまっている。
だって、それでいい。寧ろ逆にファンの事を気にもかけずに舞台で命燃やして芝居をしているあの人が私は好きなんだよ。
目と目があったらその瞬間、私の恋は終わってしまう。それでいい。それがいい。
私が役ではなく役者としてこの人の事を気にかけ始めたのは、2作目の刀のライビュを観た時。
普通ワカハイってライビュにカメラ目線してファンサっぽい事するでしょ。
でもこの人全然しなかったのよ。真っ直ぐに真っ直ぐに目の前の客席に向かって語りかけていた。
その姿を見て「ああ、この人は何かが違う」と思った。
そんなハジマリだからかもしれない。
昔ある人に「好きはすり減るけど恩はすり減らない。だから恩を感じたら(ファンとして)長い」と言われた事があります。
私はかれこれ観劇趣味を12年かそこら続けているのですが、一時色々嫌な事が重なって観劇への情熱が失われかけていた事がある。
もう舞台なんて観なくていいなか…と思った所で目にしたのが推しだった。
刀の舞台の初演のキービジュですね。あれを見て「何じゃこの美しい人はこの人が動いて喋ってる所が見たい」と思ってゲーム殆ど知らないのに…というか寧ろ刀のゲーム苦手だったんで近付かないようにしてたんですが。
(元々刀や鍔が好きだったんでそれを人の姿にして~…っていうのにもやっていて「刀は刀の姿であるのが一番美しいのだから人の姿にする必要なんてない」と思ってました)
勢いのままライビュのチケット取ってゲームのこと何も知らないまま舞台を観て「ああ、舞台って、2.5次元ってこんなにおもしろいものだったんだ」って思った。
そしてその後の五つ目の季節の話で完全に気が狂うのであった。
そして刀のゲームにも完全にハマるのであった。
消えかけていた観劇の情熱の炎に薪を放り込んでくれたのは間違いなくこの人。
色々あるかもしれないけど、色々あるんだろうけど、それでも私はこの時の感謝が忘れられない。
これからの事は分からないけど、今の所は諸々の事よりこの恩が上回っているから私はファンを辞めない。…まだね。
だって永遠のものなんてないもの。私は推しに「一生ファンでいる」なんて誓いは立てらんないよ。
前にどっかの記事で言いましたけど私のファン心は更新制です。
更新できなかったら退会です。
今この瞬間こんな事言ってるけど明日明後日には全然違うこと思っているかもしれない。
人の気持ちは変わるので。
今はとにかく芝居を…芝居の情報を…ください…!特に某大戦のやつとか…!