発達障害の中3男子と
女装する鉄道マニアの夫
スポーツと甘いものが大好きな娘
そして、発達インストラクターである母ちどり

個性的なメンバーが構成員のちどり家。
楽しく読んでいただければと思います。

 

おはようございます。

 

今回、秋篠宮家の眞子さまのご結婚の話題から

息子の恋愛観を知ることになりました。

前回は、〈娘の場合〉を書きましたが、

今日は、〈息子の場合〉です。

〈娘の場合〉比較的ほのぼのとした気持ちでしたが

 

〈息子の場合〉については、

真面目にかきたいと思います。

 

息子の場合

 

幼稚園の時は、割と女の子と遊ぶことが多く

大好きラブラブと言ってもらうことも。

 

親子遠足の時は、

女の子と2人で一緒にまわる約束をし

その息子の約束を守るため

あんまり面識のないお母さんと

2人で過ごしたという思い出があります。

 

低学年の頃までは、

優しい女の子が面倒を見てくれることはありました。

(感謝していますお願い

でも、憧れられたり、モテたりした気配は一切なく

本人からも、女の子の話は出たことはありません。

(ここまでは、普通のことだと思います)

 

 

「どんな子がすきラブラブ?」と

前に私が聞いてみたことがありますが、

その時は女の子の顔が区別できない、

と言っていました。

 

「だから、可愛いから好きになるとか、ない」と。

「話してみて、合うか合わないかなんじゃない?

 女の子としゃべらないから、わからない」と。

 

見た目の可愛さでなく、

中身!ということらしく

不細工寄りの私は、

「よくぞ言ってくれた拍手

と思いました。

 

しかし、今回あらためて

 

「どんな人が好きなの?」と聞くと

 

「好きって言われたら、好きになるよ。

 付き合ってって言われたら、

(付き合う意味は)わからないけど付き合う。」

 

「え~!!そうなの!?」と私。

「どうして??」と聞けば

 

「次に、いつ自分のことを

 好きって言ってくれる人と会うかわからない。

 その人だけかもしれないから。」と。

 

 

なんて、なんて切ない返事ハートブレイク

 

何で、そんなに自信がないのか?

あの根拠のない自信はどこに?

 

 

そして、私はあらためて発達障害児のもつ

思春期の課題を考えることになりました。

恋愛や性について

問題になりそうな特性をあげてみました。

 

 

《 発達障害の特性 》

①精神年齢が低く、素直で人を信用しやすい。
②思い込みが強く、一途になりやすい。
③相手の気持ちがわからず、  
   コミュニケーションがうまくいかない。
④約束、記念日などスルー、遅刻の常習化によ         り、信用を失う。
⑤自己肯定感が低く相手の要求に従いやすい。
⑥暗黙の了解がわからない。
⑦距離感が(身体、心ともに)わからない。  
    近すぎる、触りすぎる、依存しすぎる。
 

 

すぐに思いつくだけで、これだけあります。

 

恋愛は相手があることなので、難しい。

高度なコミュニケーション能力が必要です。

それに、うまくいくとは限りません。

うまくいかないことの方が多いはず。

 

自分も心を痛め、落ち込むこともあるだろうし、

もしかしたら、お相手の想いに応えられず、

傷つけてしまうことがあるかもしれません。

 

ただの失恋なら、時が過ぎれば青春の1ページ

ですが、1度の失敗でも

自分は2度と恋愛はしない、結婚もしない、

と思い込んでしまうことも

発達障害の若者にありがちな思考です。

 

1度の失恋に懲りて、恋愛を諦めるだけなら、

まだ、本人の問題に過ぎません。

 

しかし、

 

デート詐欺にあい、高額な契約をさせられる、

相手にのめりこみ過ぎて、

社会生活がままならない。

依存的になり、

金銭的にも性的にも支配される。

 

等、金銭的、社会的な問題に

発展することも考えられます。

 

また、息子がお相手を傷つけ、

迷惑をかけるケースとしては

 

◎のめりこみ過ぎて、ストーカーになる。

「好きなら、付き合っているなら」と

◎性的なことを強要する。

◎相手の気持ちがわからず、

 ひどいことを言ってしまう。

◎「よい雰囲気」とか「暗黙の了解」とかが

 わからず、傷つける。

◎お金を借りて、返さない。

◎時間に遅れて、迷惑をかける。

 

等などetc 考えたらきりがないほど出てきます。

 
 

発達障害だろとなかろうと、

年頃の子供の恋愛は親としては、心配です。

ですが、自分も通ってきた道。

失恋もしたし、初恋もあったし、

時がたてば、楽しい思い出の方が

記憶に残っています。

 

 

息子の恋路を邪魔するつもりはありません。

しかし、親として一般的なマナーに合わせて

具体的な「恋愛のルール」も

伝える必要があると感じています。

 

 

私が、成長とともに

「何となく身に着けた恋愛の暗黙の了解」等

息子にはわかるはずもありません。

 

我が家には、性の違う妹がいます。

 

今までは、

「自分の妹がされたら嫌なことは、

 絶対に女の子の友達にはしないこと」

 

と言って聞かせていました。

 

他に、具体的な注意もしています。

 

 

 

 

精神年齢の低い兄に

嫌な思いをさせられることも多い妹ですが

 

今のところ、

 

「もう、抱っこしないで」とか

 

「今、見ないで」とか

 

毅然と言っています。

 

プライベートゾーン

    =水着で隠れるところ、口

 

については、子供たちに

見たり見せたりしない。

人前で触らない。

触られたりしてはいけない場所

 

と教えてありますし、きちんと理解をしています。

 

発達障害と言っても、特性の強弱は様々

息子の場合に即した、

「具体的な恋愛のルール」を

伝えたいと思います。

 

 

息子もやはり、

自分に自信がなく

女の子から好かれるわけがないと

思っていることがわかりました。

 

でも、

 

「好きって言われたら好きになっちゃう」は

 

かなり危険。

 

まだ先だとは思いますが、

恋愛については

 

「好きになって交際するまで」

 

「両想いになって、交際をはじめてから」

 

少なくとも、この2パターンの

具体的なルールを伝えることが必要だと思いました。

 

 

長くなりましたが、

お読みいただきありがとうございました。