おはようございます。
少しだけ、話がそれますが、
私がキッチンドリンカーだった頃
特に、最初のころは
気持ちが不安定でした。
息子の昼夜逆転に引っ張られ
夜は眠れなくなるし
髪は抜けるし
目眩がして、通勤電車は無理になりました。
パートながら
毎日楽しく仕事をしていたのに、
辞めなければならなくなり
悲しかったり、
息子のことでは、無力感に苛まれ
自己嫌悪になり、
悲観的になって、やる気を失っていました。
息子に殴られたアザをみては
情けなくなり
人と顔を合わせたくなくなりました。
心療内科にも通うようになりました。
回復した今思うこと
その頃の私と
今の私には大きな差はないということ。
ほとんど同じように暮らしています。
でも、ふとしたことで、
気がついたら
健康な私には縁がないと思っていた世界に
どっぷり、どっぷり つかっていた。
まさか、心療内科にお世話になるとは
まさか、アルコール依存症の不安を抱えるとは
まさか!こんなことになろうとは……。
アルコール依存症なんて
気持ちの弱いだらしない人がなるもの
私はどこかでそう思っていたし、
違う世界の話だと考えていたんだと思う。
(不愉快に思われた方、申し訳ありません)
私の場合は、
そこまで深刻ではなく
飲んだら後ろめたい時間に
飲む日ができてしまった程度だけど
もっと深刻になる可能性もあった。
紙一重の日常を送っていたから。
世界をまたぐことすら、
紙一重で、暮らしていたかも。
世の中に起きるすべてのことは、
日常の幸せと隣合わせ
今日が幸せだからずっと
幸せとは限らないし
幸せな日常の中に
踏み外しそうな道が何本も
わかれ道として存在している。
祖父がちょっと酒乱ぎみの人だったから特に
お酒には警戒していたし
アルコール依存症の人については
気持ちの弱い、だらしない
どうしょうもない人にたちって
偏見があったんだと思うけど
震災後、泣いてお酒ばかり飲んで
何もできない人を見て、
様子を聞いて
そりゃそうだろう…。
何もできるはずがない……。
仕方がない……。
そう思っていて、
でも、まさか自分がストレスを
お酒で発散させることになるとは
他人事だと思っていた。
気持ちはわかるけど、
私はそうはならない……。と。
でも、誰だってなる。
日常と隣合わせ。
事故は突然降りかかるし、
天災の猛威は無差別。
フラフラっと世界を跨ぎたくなることも
存在していると思っていた
あちら側と、こちら側の線は
ある日突然、不鮮明になり
自分が今どちらの世界で生きているのか
わからなくなる。
誰にでも、起こりうること。
私にも、起こりうること。
大地震や洪水、竜巻、突風。
交通事故、心の病、余命宣告。
誰に起きてもおかしくない。
日常の幸せと隣り合わせに
その世界はある。
お酒問題も一緒。
少し落ち着いてから感じたことです。
暗い話をすみません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回はいよいよ、お酒を辞めたメインの理由です。