こんばんは。
引き続き、夫の女装についてです。
前回のお話
前回は学生時代でしたが、
今日は、社会人になった夫青年のお話です。
学生時代は、
少しずつ服を買っていた夫青年でしたが、
高校のときのように、
メイクはできなくなっていました。
まだ、ネットでショッピングなどは
一般的でなく、
お母さんのメイク道具が手元にない環境では、
一切のメイク活動は中断していたようです。
社会人になれば、
少しは、お金にも余裕ができたのかな、と思いきや、
社会人になると同時に、
女装活動は、
全くできなくなりました。
理由を確認すると、
会社の寮での生活がスタートしたから、
とのこと。
寮には同期が何人かいて、
お互いの部屋を自由に、気楽に
いや、
遠慮なく訪問し合うような
暮らしがはじまったみたいで、
そりゃあ、落ち着いて女装なんて
やっている場合じゃない。
急に同期が訪れ、
軽い飲み会が始まったり、
慣れない仕事のストレスを仲間で集まり発散していたんだろうな。
例えば、女装しないにしても、
メイク道具や、
女性ものの洋服が夫青年の部屋から出てきたとしたら、
そりゃ、もう、大騒ぎだろう。
色んな意味で。
多分、女装をしているなんて考える人は皆無
女の子を社員寮につれてきたのでは？とか、
彼女がいるのに、内緒にしてるのか？とか、
この疑惑もなかなか想像しにくいけど、
女装よりは、イメージしやすいかな。
このころ、夫は女装をする機会ゼロ。
仕事に慣れ、転勤するまでの
いつか、女装かできるようになるなんて考えもせず
女装のことは、たまに思い出す程度に
仕事や日常の忙しさのなか、過ぎていったらしい。
そして、３年もの間、
女装をせずに過ごした夫青年でしたが、
転勤を機に再び、女装をスタート。
転勤先には親しい知り合いがおらず、
部屋を行き来する同期や友達も、いない。
これを機に、部屋を行き来するようなつきあいを
自然に減らしていったみたい。
この３年の間に、
随分、社会が変わっていた。
ヤフオクが普及していたり、
ネット環境が広がり、情報が得やすくなったり、
激変していたようです。
私と出会うのは、さらに３年くらい後の話。
ネットで出会ったのを考えると、
きっと、この数年で携帯を含め
通信機器がかなり進歩したのだろう。
スマホなんて、
いまは、当たり前にみんなが使っているけど、
急激に広がったのは、５、６年のような実感。
息子が低学年の頃は、
スポーツ少年団の保護者連絡も
まだまだ、メールで
ラインも使われていたけど、
全員がスマホというわけではなかった。
女装環境はネットの普及によって
随分快適になったのだろうな、と、
夫の話を聞いて感じた。
とにかく、この次の転勤先の頃、
私は夫に、出会うわけで、
インターネットがなければ、
私たちは出会ってさえいない。
ちょっと感慨ぶかいです。
ひとまず、この夫の女装については、
今回、⑩をもって終了します。
でも、実は、
これからなんです。
夫の女装がエスカレートしていくのは結婚してから。
おつきあいいただき、ありがとうございました。