【アスペルガー症候群と共感力】同感との違い〜辛い時に酷い言葉をかけられる、、 | カサンドラ専門セラピーコーチング〜自分らしく生きるヒント〜

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こんにちは

トータル・メンタル・サポート  

ラポール・ラボの

ジュンコ田中ですニコニコ



今日も『アランとさくら』の

YouTubeの動画をシェアしますね。



今日は、カサンドラ症候群で

いっちばん辛いところ  

<共感=相手の気持ちに寄り添うこと>

が苦手だっていうところです。



 

【アスペルガー症候群と共感力 】 同感との違い / 人生で一番傷ついた夫の言葉 / 流産 / アダルトチルドレン★共感「あなたは今そう感じているんだね。しんどいんだね」★同感「私も同じように感じているよ。同じ気持ちだよ」相手の話を聞く時、共感をしてあげると助けになると思うけど、同感でなくてもいい。フォロワーさんに「共感と同感の違い」を教えてもらってから、私は夫からの同感ではなく共感が欲しかったんだとクリアになりました。夫も...リンクyoutu.be

 

 

***文字おこし*** 


<アスペルガー症候群の共感力~アラン編~>

<アスペルガー症候群>
アランはアスペルガー症候群です

その特性の中で私がなかなか
受け入れられないことがありました

それは
相手の気持ちを読み取り
心に寄り添う言葉をかけるのが
苦手なことです


共感力が極端に
かけているのです


<カサンドラ症候群>
家族がアスペルガー症候群であるために
情緒的な相互関係を築くことが難しく
不安や抑うつといった症状が出る状態


私はアランの
共感力の乏しさが原因で
いくどとなく
心がズタズタに
傷ついてしまう
出来事がありました




夫婦でアランの
アスペルガー症候群を
知らない時期のことです



「あのさ、私うつ病っぽいんだけど
カウンセリングに行ったほうがいいのかな」

「そんなの気合で治るよ」



「頭痛い」

「薬、飲めば」



「お腹痛い」

「僕に、どうしてほしいの」



「体調が悪いよう」

「休んでなよ」


何かが
おかしい


そして
アランのアスペルガー症候群が
わかった後も続きました


「今日はちょっと元気が出ないよ」

「良いアイディアがあるんだ
いつまでにうつ病を治すという期限をつけようよ」


うつ病に期限・・・!?


そしてこれは
私が人生で最も傷ついた出来事です



私は不妊治療をやめたとたん
初めて自然に妊娠をしたのですが

残念ながら流産をしてしまい
ひどく落ち込んでいました


アランは
今まで私を傷つけてしまった
数々の経験からとても優しく
接してくれました


私の辛い気持ちにも
寄り添ってくれて
本当に心強い存在
だったはずなのですが


私のために一生懸命
演技をしてくれていたのが
限界を迎えたのでしょう


ある朝の出来事です


「流産してからも一週間経ったし
いつまでも落ち込んでいないで
前へ進むべきだよ」


もう1週間?
信じられない・・・
まだ1週間だよ



私は少しづつ
自分のペースで
元気を取り戻していたのですが
アランの言葉に泣き崩れました


思ったことを
そのまま言葉にして
人を傷つけてしまうのも


アランのアスぺルガー症候群の特性です


ここで
続くアランの言葉は
私をさらに混乱させるのです


「ぼく何か傷つける事言った」


パランは
オロオロして
必死に謝ってきました


そう
悪気はないのです


私は傷つけようとは
していないのです


アランが私を
愛してるのは知っている


でも
わざとではなくても
深く傷つけられてしまう


その矛盾に
悩まされました



この出来事の後
落ち着いてから
私たちは話し合う
機会を持ちました


お互い誤解をしていることがあったからです


<共感=相手の気持ちに寄り添うこと>

「僕は、相手が落ち込んでいるとき
何と声をかければよいのか、
何を求められているのかが、
わからないんだ

早く元気になって
ほしかったから
「落ち込んでいないで
前へ進むべき」と
アドバイスをしたんだよ

でも
妻が求めている
アドバイスではなかったし
そもそもアドバイスは
求められていなかったのです

自分にとっては
優しさだと思ってかけた言葉が
いつも妻を傷つけてしまいます

なので
何を言っても
傷つけてしまうという恐怖から
黙り込んでしまうことがあります

しかし
黙るという行為も
妻を傷つけてしまいます

どうしていいのか
わからなくてつらいです」



私はただあなたに
私の辛い気持ちに
寄り添ってほしいだけなの


話を聞いてくれたり
うなずいてくれたり

今辛い気持ちなんだね
そうなんだねって

私の感情に
共感をしてほしいの

理解できなくていいの

私の気持ちを
理解して同じ気持ちを
持ってほしいと言う
同感は求めていないの



時間をかけて
いろいろ話していくうちに

共感力に欠けているということが
アランのアスペルガー症候群の
特性だけからきているものではないと
感じるようになりました



アランの育った家庭環境と
両親からの影響です


実はアランのお父さんとお母さんに
私のうつ病を告白した時の反応も
非常に傷つくものでした


僕たちの時代は
貧しくて大変だったんだ

それを僕たちは
乗り越えてきたんだから

あなたもうつ病は
乗り越えられるよ


でも
そういう励ましの
仕方になってしまうことは
少し理解できました


アランの話を聞くと
両親はたくさんの苦労を
してきたからです


辛い事や悲しい事に
時間を割いている暇もなく
すぐに心を切り替えて
上を向いて働いていかなければ
家族全員を養っていけないような
時期もあったそうです


アランはそういう
両親の姿を見て育ちました


僕は両親に
悩み事や辛いことを
打ち明けてきたことが
あまりありませんでした

打ち明けられなかったのです


母親には
どんな時も
強い人間でいなさい
と言われてきました


良い言葉でもあり
状況によっては
そうでない言葉でもあります


辛いことは忘れて
前へ進むんだ
強い人間でいるんだ


僕はこのような考えを
持つようになりました


そして結婚してからは
妻にも同じことを求めていました



「ねえ、辛いことがあるから
話を聞いてほしいんだけど」


「落ち込んでいても仕方がないよ
もっと強い精神を持つべきだよ」


誰かに自分の辛い気持ちを
打ち明けられないし
誰かの辛い気持ちへの
寄り添い方も
わかりませんでした



家庭環境で
そのような経験を
して来なかったからです


日本でも
私のおばあちゃん、
曾おばあちゃん、
その昔の時代は
今より生きるのが大変で
たくさんの苦労や悲しみが
あったと思います


そんな時代の中で
弱音なんて
吐いている暇なんてなくて

自分にも
他人にも厳しかったと思います



だから辛いことがあっても
限界まで我慢して
頑張ってしまう
日本人の精神は
今の時代もまだ残ってるなぁと感じます


辛いことがあったら


休んでいい
頑張らなくていい
周りに頼っていい
逃げていい


そんな声を
やっときくようになったのは
ここ最近の気がします



貴重な昔の話は
受け継がれていくべきだと思いますが


自分たちの過去の方が
つらかったから

今の時代の人の
辛さなんてどうにかなる

甘えだ

というような伝え方だけには
なって欲しくないなぁと思います


最近の若者は
根性がないなぁ


最近の若者は
最近の若者なりに
辛い事があるんです


心のケアをするには
早いほうがいいし


もう昔のことだから
といって遅いなんてこともありません



人の苦しみに
寄り添えるようになるには


まずは
自分自身の苦しみを
我慢しないことだと思います



私の心に支えが
必要なとき

アランに共感力が
欠けていたのは

アスペルガー症候群の
特性でもあっただろうし


辛いときでも
心休まる暇もなく

苦しい時代を
生き抜いてきた
両親の精神力を見て
育った影響もあると思います


それと
私が誤解をしていたこと


アランはちょっと
言葉足らずなところが
あるからです


冷たい一言だと
思っていたその言葉の意味を聞くと

本当は
彼の優しさだった
と分かりました


「頭痛い」

「薬飲めば」
 薬を飲んで早く治して欲しいな

「お腹痛い」
「僕にどうしてほしいの?」
 何か必要なことがあったら
 言ってくれれば何でもやるよ


「体調が悪いよう」
「休んでなよ」
 僕がここにいない方が静かに寝られるだろう


伝え方

考え方

感じ方

育った環境が
違う人間同士が
一緒に暮らしていく上で
うまくいかないことなんて
数えきれないほどあります


そんな違いがある人間同士が
どうやったら仲良く暮らしていけるかを考えた時


違いがあることを
同じにしようとするのではなく

違いがあることを
認め合えるように
お互い努力をしてきました


その中で
最低限自分がされて
嫌なことを伝え合って
お互い言動に気をつければよいのです



今ではアランは
私の気持ちを否定することも
自分の気持ちを押し付けて

くることもありません


私の気持ちに寄り添って
共感をしながら話を聞いてくれます


そして時々優しいアドバイスをしてくれます


私は話を聞いてくれる存在が 

いるだけで心が軽くなるのです



アランは私に
悩みを話してくることもあるし

カウンセラーさんに
話すこともあります

妻に話しづらいこともあると思います

自分の中に
悩みを溜め込んでいた頃より
気持ちが楽になりました



また一つ夫婦のわだかまりが消えて
わたしたちに笑顔が増えました


これからも
お互いを思いやる気持ちを忘れずに
ゆっくりと自分達だけの夫婦の形を
作っていければ良いなぁと思います


今日も皆さんが
素敵な一日を過ごせますように
それではまたお会いしましょう

 

*****文字起こしここまで******

 

さくらさん、流産の時は

ホントに辛かっだでしょうね。。



私も乳がんの宣告された時には

かなり傷つか言葉をかけられました。。




さくらさんも言うように

カサンドラ脱却のコツは

『自分自身』です。




私も古ーい

日本の考え方の両親に

育てられたので

休んではいけない
頑張らなくてはいけない
周りに頼ってはいけない
逃げてはいけない

でした。。




そんな考えの私は、

酷いカサンドラ状態になり

ホント辛かったです。




今は

休んでいいし
頑張らなくていいし
周りに頼っていいし
逃げていいって

簡単に思えます。




そう思えるまでには

カウンセリングに通いながら

心理学の勉強をいっぱいしてきました。




とても長い時間がかかりましたが、

アスペルガーのダーリンといても

幸せを感じられるようになりました。




そして、なにより

そのたくさんな学びから

カサンドラ脱却のメソッドを

お伝えしてまだ辛い方の

何かの役に立てるようになって

さらに幸せを感じます。



 

 

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こちらをご覧くださいね

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ではまた、

ジュンコ田中でしたウインク