「ふだんの哲学」今日は人生の選択[2]~選択肢をつくりだす | カサンドラ専門セラピーコーチング〜自分らしく生きるヒント〜

カサンドラ専門セラピーコーチング〜自分らしく生きるヒント〜

発達障害(かも)の旦那さんといて孤独を感じていませんか?ジュンコ田中は10年間で10,000回のカサンドラ症候群の方の相談実績。カサンドラ専門セラピーコーチングで、あなたの下がり切った自己肯定感をUP!穏やかで幸せな人生を取り戻しましょう

こんにちは

トータルメンタルサポート

ラポール・ラボの

ジュンコ田中ですニコニコ

 

 

今日も私の大好きな「働き方の哲学」

著者:村山昇先生の

サイトをシェアさせていただきます。

 

 

村山先生は

14歳から大人まで 

生きることの根っこをかんがえる〜

というコンセプトでわかりやすい

どなたでも読める哲学の読み物を

無料で公開してくださっています。

『ふだんの哲学』

 

 

1.自己・2.成長・3.価値・4.人の間・5.人生

という構成になっていて

 

  今日は、第5章〈人生〉#05 

選択[2] ~選択肢をつくりだす

をご紹介します。ウインク

 

 

**********************

 

 

〈じっと考えてみよう〉


ある小国の貧しい貴族の家に

3人の娘(甲娘・乙娘・丙娘)がいた。

 

 

3人とも10代のおしゃれ盛りで、

着る服について好みが強かった。

 

 

が、家は裕福ではなかったので

娘たちに買ってやるドレスは少なかった。


甲娘はいつもこう漏らす―――

「なぜ私には3着しかドレスがないの。

しかも格好の悪いものばかり。

いまどきこんな古い型なんて恥ずかしい。

ああ、

今晩の舞踏会になにを着ていけっていうの。

このなかから選べと言われても選べないわ」。



それに対し、

乙娘はというと、

裁縫道具や布切れを部屋に広げ、

手持ちのドレスに自分で手を加えている。

 

 

―――「この部分はこう作り変えてしまえばいいかな。

あ、そうだ、この素材を縫い付ければ今風になるわね。

あと、ドレスを上下に分けてしまえば、

いろいろと組み合わせもできるし、

手元に3着しかなくても、

5着、10着にも見た目を増やせるわ」。



一方、丙娘は、

町でドレス作りを商売にしている職人や

デザイナーを何人も広間に集めていた。

 

丙娘は彼らを前に熱く語り始めた

―――

ドレス作りを我が町の産業として

有名にしていきましょう。

来月行われる舞踏会には、

国じゅうから貴族たちが集まります。

王女も来るでしょう。

そこであなたたちの腕前を見せつけるのです。

最高のドレスを何着も作ってください。

私がモデルになって宣伝しましょう」。

 




□ 3人の娘のうち、

選択できるドレスの種類が

もっとも限られているのはだれでしょう? 
逆に、もっとも豊富なのはだれでしょう?

□ 3人の娘の間で

そういった選択肢の多さに差が出たのはなぜでしょう? 
各人の心の姿勢に着目して考えてみましょう。

 

 

 

わたしたちは日々、

なにかを選択しながら生きています。

 

 

A、B、C、D……、

目の前にはいくつかの選択肢があって、

どれかを選んでいく。

 

 

たとえば、

レストランに行けば、

メニューにはたくさんの料理がのっていて、

そこから食べたいものを選びます。

 

 

家電店に行けば、

テレビが何種類も並んでいて、

価格や機能、予算に応じて

選んで買います。

 

 

高校や大学もそうです。

自分の学力や家庭の経済力に合わせて、

学校を選んでいきます。

 

 

選べるものがたくさんあって

迷うときもあれば、

選べるものが少ない、

あるいはまったくなくて

困るときもあります。

 

 

 

さて、

そんな選択肢を

めぐることについて、

3人の娘の例で

考えていきましょう。

 



自分が舞踏会用に着ていくドレスで、

どれだけのものから

選ぶことができるか。

 

 

まず、

甲娘が選べるのは

3種類だけです。

彼女は与えられたドレスからしか

選ぼうとしていないからです。

 

 

一方、

乙娘はどうでしょう。

彼女は与えられたドレスに

自分でアレンジを加え、

着こなせるパターンを

5種類や10種類に

増やしています。

 

 

さらに丙娘となると、

ドレス職人を集めて、

さまざまに新しいドレスを作らせて、

自分で着てしまおう

というアイデアと行動を

起こしています。

 

 

おそらく丙娘が

着られるドレスは種類も多いし、

質も高いものになるでしょう。

 

 

なにせ、

腕前のいい職人が意気込んで

ドレスを作るのですから。

 



このように選択肢が

もっとも限られるのは甲娘で、

逆にもっとも豊富なのは丙娘です。

 

 

では、

なぜこのような差が生まれるのでしょう?

 

 

―――それは、

ただ目の前にある選択肢を

選り好みしているだけなのか、

あるいは、

選択肢をあらたにつくりだそうとするのか、

という心の姿勢の差にあります。

 


 

 

 

 

甲娘は、

与えられた選択肢に

いろいろと文句はつけるだけで、

選択肢を増やそう

という努力をしていません。

 

 

「これもダメ」、

「あれもバツ!」と言って、

最後には

「ああ、自分は恵まれていない」

とぐちをこぼす姿勢です。

 

 

これでは自分の選べるものが

じり貧になってしまいます。

 



それに対し、

乙娘は自分の力で

選択肢を増やそうとしています。

 

 

 

手持ちのものが

自分の好みや都合に合わないのなら、

合うように変えていく

努力をしているのです。

 



丙娘は選択肢を増やすために、

もっと積極的に取り組んでいます。

 

 

自分の力だけでなく、

他人の力も巻き込んで

やろうという計画です。

 

 

しかも

協力してくれるみんなが

ハッピーになれるような

働きかけをしています。

 

 

そうやって丙娘は、

たくさんの、

しかも新しいドレスのなかから

選べる状況をつくりだしました。



わたしたちは

小さいころからいろいろと

選択肢を与えられます。

 

 

「こっちの青と、

あっちの赤とどっちがいい? 

好きなほうの服を選びなさい」

 

 

「晩ごはんはカレーにする? 

ハンバーグにする? 

食べたいほうはどっち?」

 

 

「この予算内で自分が

買いたい自転車を決めなさい」

 

 

「あなたの実力で

合格できそうなのは

A校かB校です。

どちらの受験を決意しますか?」

など。

 

 

親や先生が

あらかじめ示してくれた選択肢を

子どもは受け取り、

そのなかから自分に合ったもの、

自分がよいと思うものを選ぶ。

 

 

そうした過程で、

子どもはものを比較したり、

判断したりする力を

つけていきます。

 

 

これは一つの大事な成長です。



けれど、

その成長は一つの段階にすぎません。

なぜなら、

それは与えられたものから

選んでいるだけだからです。

 

 

次の成長段階は、

選択肢をみずからつくりだす

ということにあります。


 

 

 

 

いま、

あなたの目の前には

「A・B・C」の3つの選択肢が

あるとしましょう。

 

 

そして、

その3つに

どれも満足できないとします。

 

 

さて、

あなたはどうしますか?

 

 

文句を言って

全部を拒否するか

 

 

―――でも、

そうやって投げやりになって、

状況がよくなるためしはありません。

 



または、

しょうがないなと言って

どれかを選んでがまんするか

 

 

―――でも、

妥協ばかりを積み上げて

こしらえた人生は

どこかさびしい。

 



あるいは、

新しく「D」という選択肢、

あるいは「E」という選択肢を

創造しようとするか

 

 

 

―――そう、

そういう強い心の姿勢をとれる人が、

人生をどんどんひらいていく人なんでしょう。

 


 

[文:村山 昇/イラスト:サカイシヤスシ]




* * * * * *

この記事をPDF版(A4サイズ)で読む→ここをクリック
印刷してじっくり読む場合に便利です

 

『ふだんの哲学』目次ページにもどる

 

 

*******************

 

いかがでしたか?

ジュンコ田中ですニコニコ

 

 

柄娘はすごいアイデアを

思い付きましたねおねがい

 

 

私たちもそんなアイデアをだして

選択肢を増やしたいですよねウインク

 

 

 

今日も質問です。

 

あなたは今どんな選択に

迫られていますか?

 

あなたはどんな新しい選択肢を

作り出しますか?

 

 

 

そんなトークがみんなとできたら

いいなって思っています。照れ

 

 

 

 あなたは『哲学』に

興味はありますか?おねがい

 

 

 

ではまた

ジュンコ田中でしたウインク