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発達障害の原因について、わかった事は?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021003724
今までの研究成果では、
発達障害が染色体の
一部分の重複により生じることが
わかっており、
その領域が
「16番染色体の16p13.11領域」だ
ということまでは特定されていました。
ですが、
詳細なメカニズムまでは
解明されていませんでした。
今回の山下先生・
藤谷先生の研究では、
マウス実験を通じて
そこから大きく3つの発見がありました。
①16番染色体の16p13.11領域の中に、
マイクロRNA484が存在する。
②16p13.11が重複することで、
マイクロRNA484が増加する。
③マイクロRNA484が増加すると、
脳機能の発達に異常をきたす。
(発達障害を引き起こしうる)
発達障害の原因分子の1つである、
マイクロRNA484が発見され、
さらに、
マイクロRNA484が要因となる
発達障害の発症メカニズムが解明された、
というのが今回の研究成果です。
具体的な研究方法は、
公共のデータベースより
得られた患者情報を元に、
染色体の重複部位の中の遺伝子に着目し、
それらの遺伝子の発現・働きを
マウスの脳内で明らかにしました。
さらに、
BACトランスジェニックという方法を用いて、
ヒトの染色体の重複部位を
マウスゲノムに組み込み観察し、
神経新生異常と発達障害の症状を
確認するというものです。
Upload By 発達障害のキホン
大阪大学 大学院医学系研究科/生命機能研究家 分子神経科学http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/molneu/
神経発達障害群の染色体重複による発症の機序を解明|大阪大学http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2016/20160705_1
ADHDなどの原因、特定遺伝子の重複 阪大解明|日経新聞 電子版http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H69_V00C16A7000000/
Psychiatryhttp://www.nature.com/mp/journal/vaop/ncurrent/full/mp2016106a.html
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