娘の偽誘拐事件 | カサンドラ専門セラピーコーチング〜自分らしく生きるヒント〜

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【junkoの経験】vol.2

~娘の偽誘拐事件~



昨日のニュースの話ですか、北海道の小学生が出てきて本当に良かったと思います。



今日はこのニュースで思い出した娘の事件の話をします。





20年程前、アスペ娘(当時はまだ未診断)の長女が小学校1年生の時のお話です。



慣れない小学校1年生。

たしか4人くらいの分団で集団下校してくる頃でした。



次女を遠くの保育園に迎えに行って下校時刻前になんとか帰って間に合っていました。



時間より早く下校という事は通常ないので長女の帰りを自宅のリビングで次女と待っていました。

通学時間10分程の学校なのに下校時刻を40分過ぎても帰りませんでした。



一応鍵を持たせてはいましたので、もしかして何か学校の都合で先に帰っていて、誰かの誘いでどこかに遊びにいってしまったのかなとも思いました。



でも、『黙って遊びに行かないように』言ってありました。



ただ、ランドセルは玄関にも子供部屋にもありませんでした。





以前、分団の友達と木に登ったりいろいろ遊びながら40分位遊んで帰ってくることもあったので、次女を連れて通学路を学校に向かって探して行きました。





次女の手を引きながらキョロキョロ歩き、とうとう学校にまでついてしまいました。



そして学校の先生にそこの経緯を話すと先生の顔かサッと変わりました。

娘は時間通りに下校していたのです。



先生は、他の分団の子供の家に連絡を取り帰っている事を確認しました。



すると先生方は一斉に職員室から飛び出し校外へ探しに出て行ってくださいました。



女児誘拐殺人がニュースになっていた頃です。

私も、これはもしかしてウチの娘が大変な事になっているのかもと想像をして血の気が引きました。





『警察とか消防か』とか先生方はバタバタされていました。



私は周りを確認しながら学校までの道を歩いて来ましたが、何かの影とかで見えなくて小さな娘とすれ違っていたかもしれないと念のために誰もいないはずの自宅に電話をしました。





その時です。



なぜか、娘が出たんです❗️

『お母さん?・・』



娘は自宅に居たのです。



出る前に部屋を確認した時には居ませんでした。

入れ違いになったわけでもありませんでした。





6歳の長女は私を驚かす作戦の実行中だったんです。



お母さんの隙を見てこっそり帰宅し靴を持って二階に上がり、自分の部屋の机の下にランドセルを持って入り小さくなって隠れていたんです❗️❗️



確かに私は娘の思惑通り驚きました。

でも、学校中の先生も驚かせました。

もう少しで警察や消防の方達も驚かせる事になる所でした。



私は平謝りに謝って次女の手を引き家に帰りました。

安堵の気持ちは覚えていますが、長女にどうやって叱ったかはあまり覚えていません。。



まだ杉山先生にも出会っていなかった私にはどういう『療育』がこの子に必要なのかわかっていませんでした。



アスペルガーという言葉すらまだ知られていない頃、私は娘の躾が出来てない親、娘が帰った事にすら関心のないネグレスト親、そんなレッテルが貼られ始めた日でした。



ただ、私は娘の素晴らしい天才的な面を誰よりも理解し、そのままの娘を愛している母親であり続けました。



学校教育にサイコエデュケーションが必要と思う私の経験のひとつです。





あなたを笑顔にするティンカーベルjunko田中でした



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