こんばんは。
グラスアトリエHAKUです。
ブログにご訪問いただきありがとうございます。


11月もいよいよ今日で終わりですね。
今日は10月にHAKUが出展させていただきました初の海外展示会についてのご報告があります。


2018年10月19日~10月23日までフランス・パリのgalerie JOSEPH minimes(ギャラリー・ジョセフ・ミニム)にて開催された公募展
『DISCOVER THE ONE JAPANESE ART 2018 in PARIS』。


この美術展覧会は、日仏友好160周年を記念して実施される「ジャポニスム2018参加企画」としても公式に認定された美術展でした。

と同時に、実は…
コンペティション形式の美術展覧会でもあったのです。


そしてついに今日、
その受賞者が発表されました…!


出品されていた日本のアーティスト作品127点。
フランス現地の審査員と一般来場者の人気投票を集計した結果…


HAKUの作品は、審査員特別賞を受賞いたしました!!


もうただただ、嬉しい、その一言です。

そして何より、母が一番に喜んでくれたことが、本当に嬉しい。


私が本格的にステンドグラスの道に進んだのも、実は母のおかげです。

当時、人生に迷いに迷い、迷走し苦しんでやさぐれていた私に、ある日母が『あなた、こんなの好きなんじゃない?こんな道もあるのよ。』と切り抜いて渡してくれた新聞の切れ端。

それは渋谷にあった『ステンドグラスアートスクールプロ養成所』の専門学校入学生募集記事でした。


まだ20代の頃の話です。
大学卒業生に専門学校入学の勧めです。(笑
あれから20年。

ステンドグラスに没頭し、細々ステンドグラスを続けてきましたが、初めての海外出展への挑戦で、初めて審査員特別賞という光栄な賞をいただき、
初めて、やっと、母に恩返しできたような気持ちになりました。

『私もやっと報われたわー。』と母が何気なく言ったその一言にも、当時散々苦労と心配かけてきたんだということを、20年ぶりにして改めて感じ、申し訳なかったと思う気持ちと、母への感謝の気持ちが同時に溢れてきました。


やっとお披露目できます。

今回、私のこの小さな小さなランプ作品が受賞をしたという事は、フランスの方々の目に、この日本人独特の繊細な表現と緻密な技術と世界観が評価されたのではないかな、と感じています。

そして現地の来場者様の感想の中には、作品のテーマやコンセプトに対する評価のコメントもあり、大変励みになりました。



『Glass Ball Lamp -Jellyfish- 』





(以下 キャプションより)


丸いグラスの中の小さな発光体。
それは透明な膜に守られてこそ
より輝きを放つ
一粒一粒の硝子の結晶。

限りなく緻密で繊細で、
クリアでシャープで
そしてあたたかい。

透明感、空気感、煌めき
漂う幻想的な浮遊感。

表現したかったのはそんな美しい癒しの世界。

ようこそクラゲワールドへ。




受賞者の作品は、2019年2月下旬よりギャラリー八重洲・東京にて展示されます。

詳しくはまた後日、ギャラリーから詳細が発表され次第、ブログでもご紹介いたします。

入場無料となりますので、ぜひともお気軽にお越しいただき、実物をご覧いただければと思います。


応援してくださった皆様、ありがとうございました。
嬉しいご報告ができて、ほっとしています。
これを励みにこれからもより一層精進して参りたいと思いますので、どうぞこれからも応援よろしくお願いいたします。




最後までお読みいただき
ありがとうございます。
HAKU