こんばんは。
グラスアトリエHAKUです。
ブログにご訪問いただきありがとうございます。


今日はお天気も良かったので、早起きして那須へ行くことにしました。


車の中で、数日前に徒然なる写真旅行に出かけていった母から電話あり。

京都、奈良に行ったはずの母は、「今どこ?」と聞くと、

「今石川県の能登半島よ〜!輪島で千枚田の写真撮りに来たの〜!今日はね、ちょうど蟹祭りやってて、今からたらふく蟹食べるとこよー!じゃあまったね〜!」と。

どんだけ〜!?って感じです。

そんな母の影響もあり子供達はもう、サファリパークやどうぶつ王国やりんどう湖ファミリー牧場…と言ったテーマパークには全く興味を示さず、山や川や海といった、大自然の中の行き当たりばったりのミステリーツアーを好むようになりました。

親としては、楽しいんだけど、疲れるんだよなぁ。
よっぽどテーマパーク的なところの方が、何もかもお膳立てされてて楽だよね。

まぁそれもよしとして、
那須の綺麗に整備された街並みには目もくれず、さらに先へ先へ走ってたどり着いた先は『殺生石』。


ここはいろんな言い伝えがあるところみたいで、硫黄の匂いが立ち込め、途中何十体、何百体?ていう、小さなお地蔵様の群なんかもあったりして、なんとなく怖いような神聖なような、不思議な景観の土地でした。

中には、『あの世みたいだ。』なんて言う人もいるみたい。

なんかバチが当たりそうだったから、ここでは写真はほとんど撮らなかった。

そしてこの先が、我が家のアドベンチャー。

ほとんどの人が一瞬チラと見て素通りする看板に書いてあったのは、『→展望台  2.5K』の文字。

250Mの間違いなんじゃないの? と思いながら、これを見た子供達が騒がないわけがない。

それでチチハハは二つ返事で頑張りましたよ。

50メートル進むのもやっとなくらいの、高くて足場の悪い石段を登り続け、ヒーヒー言いながら、とても写真を撮るなんて余裕もなく、死ぬかと思いました。

やっと中盤、石段が終わって、わりとなだらかな山道になって、カメラのことを思い出し、パチリ。



するとパット見たらここのすぐ側の木に、熊のような、ものすごい引っかき傷が木肌に残っていたので、急にみんな怖くなって、わざと大きな音を出しながら先を急ぎました。

母がいつも言っています。
『とにかくばったり出くわしてしまったらおしまいだから。』と。

まぁ、こんな真昼間には熊の方も出てはこないでしょうが、母のこの世での一番の天敵は熊ですから、どこかにいると思うとやっぱり怖いです。


子供達は相変わらず軽いフットワークでルンルンに進んで行き、大人達はヒーコラヒーコラ。

日頃の運動不足と体力の衰えを痛感しながら、やっとの思いでたどり着いた先は、那須でも有名な『恋人の聖地』でした。


…ですが、いきなり普通に駐車場があって、たくさんの観光客が写真を撮っていて、かなり拍子抜け。

車の人達も、『あの人達、突然どっから現れた⁈』みたいな変な感じでした。(笑



山の中をずっと歩いていて、突然視界が開けたので、展望台の景色はとっても広く雄大に感じました。




そしてさらに、戻る途中の別れ道に『吊り橋 0.3km』の文字があり、また子供達が行きたいと騒ぎ出したので、『せっかくここまで来たんだから』、と、そちらにも足をのばしてみることに。
(ここでチチは脱落。)

内心、「どうせちっちゃな吊り橋だろう」と、鷹をくくっていたのですが、なんとなんと随分立派な吊り橋ではないですか!


しかも、結構高さがある!

下に川が流れていて、橋の真ん中は排水溝の金網みたいになっているので、足元下が丸見え。


いや〜、めちゃめちゃ怖かったです。

結構揺れてるし、久しぶりに、足がすくんで下半身がフワフワ地に足がつかない感覚を味わいました。

実は私、高所恐怖症だった。
忘れてた…

それでも無事に渡り終えると、不思議と変な達成感が(笑。


そしてそして、実はここもすぐそばに駐車場があって、車でだったら一瞬で辿り着ける場所だということをその時知りました。

山の中から一瞬車道を横断しなくてはいけないんだけど、突然茂みからこんな親子3人が飛び出して来たもんだから、車の人が『あの人達どっから出てきた⁈』か、『ヒッチハイク親子か⁈』、と思ったかは分かりませんが、かなりガン見されました。

この道のりを、わざわざ山の中からぐるっと登ってきて、そしてまた殺生石まで下り戻るという、原始的なハイキング。


全てはこの子達のこの笑顔のためね。
(て、隠してるけど…ごめん)



チチハハは、おそらく2日後くらいに、激しい筋肉痛に襲われているでしょう。

この後食べたお昼ご飯が美味しかった!

今日はすこぶる健康的な一日でした!



最後までお読みいただき
ありがとうございました。

HAKU