今日のグループレッスン。
開始そうそうに生徒さんが、
『作品落として壊れちゃいました〜(涙涙)』、と、バラバラに破損したステンドグラスサンキャッチャーを持ってきた!
写真は撮り忘れてしまったけど、コパーテープごと切れて、ピースはバラバラに。
見るも無残。
しかも一人ならず、二人、三人…。
それで今日は、私も生徒さんのように着席して、レッスンしながら黙々と生徒さん作品の修復作業をさせていただいたわけです。
スワロフスキーのサンキャッチャー部分はまだ付けれてないけど、無事ガラス本体のリング部分は直りました。
でも、これってね、ただ落として壊れたってだけの単純な話じゃないと思うんです。
全ては私の不徳の致すところ。
つまり、簡単に言うと、指導と先見の目が甘かったってことなんですね。
この、リースのデザインは、ピース同士の接地面積が小さく、強度を保つには相応のハンダでしっかり固めなくてはいけないし、それ以前にコパーテープがダバダバしていては、どんなにハンダを盛ってもグラつきが生じてしまうんですね。
重さもある。
そういう点も含め、私が甘かった。
生徒さんには、時間内に作品を完成させて、『わ〜い!やったー!可愛い♡』、だけで終わってはいけないんですね。
やはり、その時だけでなく、その後もずっと、自分の作品は長く大事に楽しんでほしいし、その為には『初心者だから、まぁこれくらいでいいよ』、の指導ではダメなんですね。
そんなことを改めて気付かされ深く反省した今日のレッスンでした。
自分ができることと、生徒さんができること、その違いもちゃんと理解した上で、見た目の美しさだけでなく、作品として壊れにくい丈夫なステンドグラス作りを、レッスンではきちんと伝えていきたいです。
作った作品が壊れてしまった方は、どうぞ遠慮なくアトリエに持って来てください。
ステンドグラスを末永く楽しんでいただく為に、
初心に返ることのできたありがたい1日でした。
本日もありがとうございました。