グラスアトリエHAKUのkaoriです。


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このパネルは
公共建築をテーマにデザインしました。


実際は8枚組みのパネルで
この2枚の赤、青の他にも
レインボーカラーで展開されるパネルです。


まぁ実際に公共建築に使われるなんてことはなく、
我が家の平凡な戸建て住宅の窓際に
無造作に放置されているだけなのですが


広~い空間に真白の壁
四角く開けられたスペースに
このパネルが8枚、ポンポンとはめ込まれた様を
一人妄想してニヤニヤしています。



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一見シンプルな四角と丸のデザインですが
実はこれ、絵付けパネルです。
いろんな仕掛けがあります。(笑


ブラックのガラスは一枚も使っていません。
サンゴバンのクリアを2、3回焼成して
絵付けで黒を表現しています。
だからテクスチャーにわざとムラがあります。


また、クリアに見える部分は
クリアガラスに『汚し』という技法を使って
光を止めています。
すりガラスのよう後ろの景色がボヤけているのが
分かりますでしょうか?


クリアガラスの光を止めることによって
対比でカラーガラスの色を際だたせ、

また光の強さで全体が拡散するのを防ぎ、
眩しすぎず
外部からの視線を遮る効果もあります。


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それから全ての四角ピース、
よく見ると角が丸いデザインになっています。

四角ピースだけの角角しいデザインを
少しでも柔らかく見せようと思ったからです。
パテがはみ出てるんじゃありませんよ。笑



丸模様に使用しているフラッシュガラスは
グラデーション加工をし色を抜いていますが
残念ながら写真では全然分かりませんね。


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原色使いの配色で
明るく楽しい空間をイメージしながら作りました。


stained glass(=Vitrail(仏))
 色ガラスに絵付けが施された物が焼成され
 鉛桟で組み立てられているもの。

意外と知られていませんが、
ステンドグラスの本来の定義です。


ステンドグラスの原点に立ち返り
絵付けによって
色と光と影を多分に操ったパネルです。



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