こんにちは。
グラスアトリエHAKUのkaoriです。
徹夜までとはいいませんが
久しぶりに夜更かしして
昨晩のよく分からなかった四角の立方体は
こんな風に仕上がりました。
この作品のこだわりポイントは大きく2つ。
まず、中央のガラス。
バラの柄とテクスチャーが特徴的な
このガラスの良さを
最大限に生かせるようなデザインを
優先して考えました。
バラ柄の一番いいところを出すためには、
大判の板ガラスの中でも、端の部分を
どうしてもカットしなくてはなりません。
オーストリッチの鞄でも
高級ブランドのスカーフもそうですよね。
皮や生地の中で柄の一番いいところを
カットして用いるから、いいものが生まれる。
コストパフォーマンスは落ちますが
デザインを重視するとどうしてもそこだけは
こだわらなくてはいけないポイントでした。
そして、その直接的なデザインに合わせた
キューブのデザイン。
ただの立方体でも、クリアガラスとの色の対比で
十分赤色のガラスで目立つんですが
それだけじゃ、つまらない。
今回は、より強調させるため、
敢えて前面に浮かせて
ハンダづけをすることにしました。
これが2つ目のポイント。
立体的にすることで中央のガラスが独立し、
全体的な造形にも面白みが生まれました。
真紅の影楼と
すき間からもれる光線が印象的です。