ガラスと向き合うのは、やはり一人きりの時がいい。
だからどうしても作業するのは家族が寝静まった夜中になってしまいます
ワイン一杯チビチビやりながら、一人ガラスと向き合う
ガラスを触ってる時は、私にとって最高に至福の時です
ガラスカットしてルーターかけて・・
ルーターって、とても便利な機械ですが、私が2年間勉強したステンドグラスアートスクールプロ養成所では、一切ルーターは使用しませんでした。
もちろん砥石も使いません。
それ以前に、正確なカット、そして、バリなど出てしまった時はガリでガリガリ。
ガラスのエッジはナイフのように鋭く危ないので、切ったらその都度カット面同士でガラスをしごく。
これだけです。
もともと中世ヨーロッパの時代にルーターなんて機械はなかったわけですからね。
あと、基本、作るのはケイム(鉛線)によるパネルだったという理由もあります。
コパーテープの場合は、ガラスの切断面でコパーテープが切れてしまうので、どうしても砥石かルーターをかける必要がありますが、ケイムではその必要はないからです。
仮に砥石やルーターをかける場合も、作業効率を考えると、なるべく砥石orルーターをかける時間を短くしたいものです。
そのためにはやはり型紙どおりの正確なカットが必要になってきます。
今の時代、ステンドグラスをやる方でルーターを使わないという方はあまりいらっしゃらないのではないかと思いますが・・・
もう少し音が静かだと嬉しいですね。
夜にルーターをかけるのはいつもかなり気を遣います・・・