春にピアノの発表会に出ました。
子どもではなく、私が。
『乙女の祈り』を弾ききりました。私の全てで弾きました。
先生は私の演奏をとても褒めてくださりました。
私の中で弾ききったという気持ちと、暫く続いた高揚感。
何故かそのあとスランプがきました。
ピアノに向き合えない。
それでも先生は待っていてくれました。
スランプの時間が勿体なかった。
でも、フルタイムの仕事と家事。ピアノはここまででいいのかもという気持ち…。
何故か上手くピアノに向き合えませんでした。
ブルグミュラーの『無邪気』を気を取り直して練習をしだしました。
だらけていた自分。無駄にした時間。
時間は取り戻せない。
ブルグミュラーの練習曲は指の動きが私には難しくて。
でも『無邪気』、毎日練習を続けていたら音に、その指の動きに慣れてきました。
ピアノの私は何が好きで弾いているのだろう。
子ども時代習えなかった時間を取り戻そうとしているのかな。
それは勿論あるのだけれど、ピアノの音色には人を癒す何かがある気がして。
先生は次の発表会では『花の歌』を弾いてほしい、とおっしゃるのだけれど、自分に弾けるのかな。
コツコツ、根気よく、曲に恵まれたと信じて弾く、その繰り返し。
ピアノがやっぱり好き。
来月、ピアノの調律がある。
先生と同じ調律師さんが調律してくれる。
アップライトピアノのある幸せ。
先生のグランドピアノにレッスンで触れられる喜び。
また練習の日々。誰のために、何のために。
わたしのために。
最後まで読んで下さりありがとうございます☆