私と仲良くしてくれているAさん。とても素敵な女性です。
高学年のお子さんが今学校に行っていないのだと私に話してくれました。
でも、学校に行かない理由がわからないのだと言う。
私にも小学5年生の息子がいるから他人事だと思えなかった。
Aさんは理由がわからないけれど、子どもは家では元気にしているし、習いごとにも行けているから様子をみていると話してくれました。
私も高学年のときに、学校へ行くのがきつく感じる時期がありました。
学校を休みたいと親に話したけれど、許してもらえなくて。
家庭の中が安全地帯でなかった私の環境を思えば、学校に行っていたほうがまだましだったというのもあります。
父親の感情の起伏が激しくて、落ち着かない家庭だったのでした。
私は何日か学校を休んだことはあったけれど、父親が怖くてまた学校に復帰しました。
先生、友達との付き合い、そして勉強に運動…。親の顔色をうかがう生活を疲れた気持ちで続けていました。
私の場合、初潮がきたのが早かったから、心と身体のバランスが上手くとれていなかったのかもしれません。
何となくAさんのお子さんの気持ちがわかる気がしました。
Aさんは子どもと色々話し合ったことを私に話してくれました。
こじれてしまうのが嫌だから今はそっと様子を見ている、と。
私は今はそれでいいと思うよ、とAさんに言いました。
Aさんの話を聞いて私は小学生の高学年に戻った気がしました。
思春期。子どもだけでなく、子どもと一緒に親もその渦中にいるのですね。