9月~10月 | 後腹膜脂肪肉腫になって

後腹膜脂肪肉腫になって

2019年9月後腹膜脂肪肉腫。腫瘍と右腎・右副腎摘出
2021年7月腸間膜に再発?
2022年8月肺転移
2022年10月腸間膜の腫瘍摘出
2023年6月肺の腫瘍切除
発病からの記録をまとめるためにブログを始めました

いつまで続くのかと思った暑さもすっかり収まり、ブログをサボっている間に金木犀の香りが漂う季節になりました。



9月の始め、いつものようにEcho Show(アレクサ)を使いながら母に薬を飲ませていたら、どうも様子がおかしい。

翌日病院に連れていったら、肺炎を起こしていて即日入院となりました。


肺炎と言われているのに

「入院はぜーーーったい嫌!!」

と言い張る母。


主治医には

「嫌がってる人を入院させられない」

と言われるし、説得すること数十分。


何とか説得して入院できてホッと一息。


1週間程度で肺炎は治まったものの、その後も持病のCOPDの悪化に喘息も加わり呼吸苦が続き、動脈血酸素分圧を測ったところ、かなり悪く、すぐに酸素吸入が始まりました。


在宅酸素になると、自宅に酸素濃縮器を設置して、そこに繋がっている管を常に装着しなければなりません。


家の中を長い管に繋がれて歩き回ることになるので、転倒したり管が抜けたりする可能性があるとのこと。


母にそのことを話したところ、

「もう少し入院できるようにお願いできるかな?」

と不安な様子。


家族で話し合った結果、これ以上一人暮らしは難しいし、弟の仕事や私の体調を考えると同居も難しい。施設に入居するのが一番良いのではないかということになりました。


そこからは、病院通いの合間を縫って、主治医に相談して、病院内の医療福祉相談室に行ったり、介護付き老人ホームの資料を請求したり、直接施設の見学をしたりと怒涛の日々が過ぎていきました。


そして、何とか実家の最寄り駅から徒歩数分の施設との契約が終わり、今度は居室に入れる家具やら日用品(すべての持ち物に名前を記入)の準備をして、それもほぼ目処が立ちました。


あんなに入院を嫌がっていた母も、

「何かあればすぐに来てもらえるから」

と言って病室のドアを開けたままにしています。やはり誰かが側に居てくれると安心なのでしょう。


「肺炎はもう治ったのでいつまでも入院できないから、病院と同じように色々とお世話をしてくれる施設があるので、そちらに移ろうか?」

と母に聞いたところ

「探してくれたの?ありがとう」と施設に移ることにも抵抗がなさそうでひと安心。


あと数日で退院、そして新しいホームでの生活が始まります。ホームでは季節ごとのイベントがあったり、書道や折り紙などの趣味の時間もあるし、おやつも出るようです。

病院に馴染んだように、ホームにも早く馴染んで楽しく暮らせるといいなと思っています。



朝晩随分冷えてきました。

皆さんどうぞご自愛なさって、元気にお過ごし下さい。