クラシックと云う勿れ8 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

今宵の一枚は、

マーラー:交響曲 第3番 ニ短調

マージョリー・トーマス(アルト)
バイエルン放送女声合唱団(合唱指揮:ヴォルフガング・シューベルト)
テルツ少年合唱団(合唱指揮:ゲルハルト・シュミット)
バイエルン放送交響楽団
指揮:ラファエル・クーベリック

録音:1967年5月 ミュンヘン、ヘラクレスザール

2022で東京春祭マーラーの交響曲第3番が取り上げられた色々な方のブログを読み、久しぶりにマーラーを聴いてみたくなり、取り出した一枚。
ここ数年マーラーを自宅でじっくり聴くこともなくなり(長い交響曲ならついブルックナーに手が伸びてしまう)、マーラーの交響曲の中でも特に長い3番は、CDでしっかり聴くのは数える程しかないのでは??
さて、クーベリックのマーラーは、日本で空前のマーラーブームが起きる以前の録音。
この頃の時期ではやはりバーンスタインのマーラーの方が代表盤になるのかしら。
バイエルン放送交響楽団もこの時代は、今のようなスーパーオケ集団と言うよりローカル的な暖かみのある音色が逆に魅力的。
バーンスタインの劇的なマーラーと比較すると穏やな傾向にあるとは言え、マーラーの作品だけに迫力はあります。
また長大ではあるけど、牧歌的なこの作品とこの時代のバイエルン放送交響楽団は相性良いと思います。
クーベリックもバーンスタインの濃厚節とは違い落ち着いた表現に徹してるところが好き嫌い別れるかも。
ただ客観的な解釈はこちらかな。
録音は、古い割には良好。
木さんは、SACDのシングルレイヤーで聴いているので一枚で全曲聴けるのは便利だけど、これだけ長いとインターバル取れる2枚組でもいいかも。
SACDによる音質のメリットは、木さんの耳には良くわかりません。
ただ音圧高めにしているから音は良く感じます。
ただやはり重低音とかは最新の録音の方があるかも。
自然体の音色をよく捉えた録音だと思います。
あとクーベリックはヴァイオリンを左右に振り分けた対向配置を好んでいたようで、この盤でも左右からヴァイオリンの掛け合いは聴こえて来ます。
[付け足し]
このCDのジャケットのクリムトの絵画を使っているのもお気に入り。
はっきりジャケ写買いです(笑)
なお、実演は山田和樹さん日本フィルとノット東響で聴いたのみ。
山田さんと日本フィルは、オーチャード・ホールで行われたマーラーチクルスの一環。
ただその1週間前に復活を演奏しての3番だったので、指揮者オケ共に疲労感あり、万全の演奏でなかったのは残念。
ノットの方は、東響も完璧。
文句なしに素晴らしい演奏だった(サントリーホールって会場にも恵まれた。オーチャードはNHKホールより個人的には音が響かないと思うから余計ダメな演奏はダメに聴こえる)。