クリスチャン・ツィメルマンのベートーヴェンピアノ協奏曲全集 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪




【曲目】

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 《皇帝》

【演奏】
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ロンドン交響楽団

【録音】
2020年12月
ロンドン

昨年12月コロナ禍の中で行われたツィメルマンとラトルによるベートーヴェンピアノ協奏曲全曲。
ツィメルマンは、30年ほど前にバーンスタイン&ウィーン・フィルハーモニー(1番・2番はバーンスタインが録音進行中に逝去してしまった為にツィメルマンが弾き振り)以来の全曲録音。
ラトルは、ウィーン・フィルハーモニーとブレンデルと過去に全曲録音しているし、ベルリン・フィルハーモニーの自主制作では内田光子ともライブで録音している。またフォークトとバーミンガム市響と1番・2番(これは名盤です。)とベートーヴェンの協奏曲の伴奏は残していいる。

21世紀の今、巨匠となったふたりがタックルを組んだ録音。
コロナ禍で色んな制約があったなど話題に事欠かないなど、かなり期待していた録音(1番はApple Musicなどサブスク系では先行して聴けたが…)。

うーん。
正直期待しすぎたって感じ。
ふたりとも大人になりすぎたと言ったら良いのか、落ち着いた演奏だと思う。
寧ろ立派すぎ。
ロンドン交響楽団も録音に奏者間の距離を置くなど制約があったにも関わらず堂々とした響き。
(かなりマイク収録で編集はしたとは思う)


立派で堂々とした演奏なのに、心に触れなかったのは何故だろう??
気分じゃなかったのかな??
何かこのふたりならもっとすごいことを過度に期待しすぎたのかしら??

実演ではアンスネスがマーラーチェンバーオーケストラを弾き振りしたものが最高だと思っているし、木さんが聴いたコンサートでは多分これが最高クラスに入っている(あとで両者によるCDで聴いた方はさほどではなかったけど)。

今回は輸入盤も国内盤も値段的な差が少なかったので、国内盤の【MQACD】【UHQCD】【グリーン・カラー・レーベルコート】仕様のものを購入。
MQACDの方は、これを再生する機器を持ち合わてない為、ハイレゾではなく通常のCDとして聴いたけど、上記仕様だから輸入盤より音が良いとは正直思ってません。前のブログにも書いたけどCDの素材や色で読み取り制度が上がる=音が良いのは木さん的にはプラシーボ効果だと思っている。CDはあくまでも16BIT 44.1KHzの容量しかないので、音質の善し悪しはあくまでもマスタリングだと思ってます。
ただ、上記仕様云々はともかく中低音が伸び良い録音ではないかと思う。

因みにApple Musicで24BIT 48kHzで聴いてみたところ(皇帝の第3楽章)空間の広さはそちらの方が感じ、CDの方はメリハリがしっかりした印象を受けた。正直どちらが良いかと言われたらどちらも悪くなく音の好みによるかなぁって感じ。

また日を改めて聴けば違った感想になりかもです。