芸術監督(構成・振付):安達悦子
振付指導:ラリッサ・レジュニナ
演出:中島伸欣
演出助手:中弥智博
バレエミストレス:山口智子、加藤浩子
バレエマスター:キム・ボヨン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
編曲:井田勝大
美術:穴吹 喬
照明:足立 恒
衣装:小栗菜代子
管弦楽:シアター・オーケストラ・トーキョー
指揮:熊倉 優
【キャスト】
オーロラ姫:斎藤ジュン
デジレ王子:福田健太
リラの精:平田沙織
カラボス:石田善太
フロレスタン国王:青田しげる
フロレスタン王妃:若林美和
カタラピュット:浅井水希
優しさの精:春風まこ
元気の精:渡邉 優
鷹揚の精:大内麻莉
カナリア:新里茉莉絵
勇気の精:且股治奈(プロローグ)、山本彩未(第3幕)
妖精たち:兼元佑季、山﨑茉穂、折原由奈、酒井麻結、新澤咲希、三好梨生、百田朱里、下村由梨香、五島茉佑子、築藤佳奈、川浪ともな、小泉香央里
カラボスの手下:二上史生、佐世義寛、三間貴範、石井悠和、渡部一人、鈴木孝太
フランスの王子:キム・ボヨン
イギリスの王子:内村和真
ロシアの王子:濱本泰然
インドの王子:吉留 諒
ワルツ(ソリスト):小林あおい、馬場 彩、浅井蘭奈、石塚あずさ
伯爵夫人:若生加世子
ガフリン:エンバー・ウィリス
ファランドール(ソリスト):新里茉利絵、玉浦 誠
森の精:渡邉 優、大内麻莉、小林あおい、春風まこ、加藤裕梨、馬場 彩、浅井蘭奈、山﨑茉穂、折原由奈、石塚あずさ、新澤咲希、小川華奈江、百田朱里、下村由梨香、五島茉佑子、築藤佳奈
フロリナ姫:飯塚梨帆
青い鳥:吉留 諒
ダイヤ:石井日奈子
金:島田梨帆
銀:且股治奈
サファイア:三好梨生
白猫:庄田絢香
長靴をはいた猫:岡田晃明
赤ずきん:宮井茉名
狼:濱本泰然
他:東京シティ・バレエ団
【感想】
久しぶりのティアラこうとう。
シティバレエも創立50周年の「白鳥の湖」(東京文化会館)以来だから2年ぶり。
都民芸術フェスの参加公演の「眠りの森の美女」は、お江戸下町にあるシティバレエならではのアットホーム感がとても心地好い。
王子役の福田さんは、ダイナミックな動きとそのイケメンぶりに木さんもメロメロ。
リラの精を踊った平田さんは、全幕出演は初らしいけど、そうは見えない堂々とした踊りと存在感に今後を期待できる逸材!!
それと比較しちゃうとオーロラ姫の齋藤さんは、ちょっと存在感薄いかも。技術的には安定しているけどオーロラ姫だけにオーラ感が欲しいとこかな。
見どころのふたりのパ・ド・トゥも福田さんの方に目がいってしまった

石田さんはシティのダーク役には定評あるので、今回も安定。流石重鎮だけのことはある。
他のダンサーも個性が活き秀逸。
コール・ド・バレエも良かった!!
ティアラこうとうだと舞台もこじんまりとしちゃうけど、それ逆にダンサーを身近に感じらるメリットもあり!!
振り付けも演出もオーソドックスながら安定したバレエを堪能出来ました。
ピットのオケは、お初のシアターオケ。
シティ・バレエだとシティ・フィルがピットってイメージあったけど…予算やスケジュールの関係かな。
元々ティアラこうとうのピットはそんなに大きくないので、弦楽器をかなり刈り込むんだけど、シティ・フィルなら刈り込んだ人数でも豊潤な音色が出るのに対して、シアターオケだとそこが弱い…管も疵は幾つかあった。
バレエ公演を中心に活躍しているオケだけど、常設かしら。
指揮者は新進気鋭の熊倉優さん。
最近彼の活躍は聞くけど実演ではこちらもお初。
バレエのピットでの経験はプロフィールによるとあるらしいけど、シティ・バレエのピットに入る井田勝大さんの方がやはり経験値が高い分ツボを得てるかな。
それでもチャイコフスキーのバレエ音楽の中で木さん的には一番シンフォニックだと思う「眠れる森の美女」をそつなく纏めた彼の才能には今後期待大!!
結果的には、バレエ・音が共に全体的に楽しめたので大満足
ヾ(๑╹◡╹)ノ"
この日は雨で肌寒かった

【DATA】
2020.2.16(SUN)
15:00
ティアラこうとう大ホール