NHK交響楽団 ベートーヴェン「第9」演奏会 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

ベートーヴェン
交響曲第9番ニ短調op.125「合唱つき」

指揮:シモーネ・ヤング
ソプラノ:マリア・ベングトソン
メゾ・ソプラノ:清水華澄
テノール:ニコライ・シュコフ
バス・バリトン:ルカ・ピサロー二
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:熊倉 優
管弦楽:NHK交響楽団
コンサートマスター:篠崎史紀


【感想】
ここ数年、日程の関係でずっと都響の「第9」続きだったけど、今年の都響はマチネ公演はなし。
マチネで「第9」を探すと指揮者の魅力欠けたり、お気に入りの席がなかったりなど…あれやこれや悩んでる内に年末に。
そうこうする内に「今年はいいかな。CDで聴けば」なんて思うようになり、「第9」は聴く予定はなかったけど、N響の「第9」初日に格安席あったから、くるみ割り人形のハシゴになるけど、一日でクリスマス気分と年末気分もいいかなとチケットをギリGET!!
N響の「第9」は、マズア以来。
かなり前のこと。
ただNHKホールが悪いのか指揮者が悪いのか…あの時は全く感動せず。
以来NHKホールの「第9」は避けていたけど、今年はヤングが指揮だし、格安席(通常定期なら自由席)なら「ハズレてもいいかな」って気楽な気持ちで。
「くるみ割り人形」での握手会をサッと切り抜け、NHKホールへ。
ちょっとギリ汗
さて肝心の感想は
くるみ割り人形を観た日と同日なので、相変わらず体調は優れず、結局、ウトウトしながら聴いたって感じ。
そんな訳で何となくの記憶で汗
第1楽章~第3楽章までは比較的オーソドックス。
昨今主流の古楽系スタイルの前のめり早めの解釈ではなく、モダンオケならではのスタイル。
最近は12分とかくらいの駆け足で終わる演奏が多くなった第3楽章も比較的遅めの15~16分程度かけ丹念に歌うヤングの解釈はやっぱり好き。
サラっとした緩徐楽章より味はあると個人的には思う。
弦も16型(16-14-12-10-8)と大きめ。
但し、NHKホールの4階席だと流石に量感も薄く遠くに聴こえる汗
ここまではウトウト。
しかし、フィナーレはお目めパッチリ!!
声楽入ってからの迫力半端なかった!!
大昔のN響第9の悪夢を完全に忘れさせてくれたわ!!
(そうなると音響でなくマズアが悪かったってこと??)
4人のソリストの声量は半端なく、特にソプラノのベングトソンとバリトンのピサロー二は巨大空間のNHKホールでも良く響く🎵
伊達に外人部隊招聘していないと実感!!
四重唱は鳥肌ものでした🎵
唯一日本人の清水華澄さんも外人部隊に負けず素晴らしい!!
彼女はここ数年メキメキと歌唱力を上げ、今や引っ張りダコなのも頷ける。
唯一テノールのシュコフが本調子でなかったような気がする汗
また東京オペラシンガーズがめちゃくちゃ上手い!!
結構オペラシンガーズが今回の第9の立役者かも!!
それくらい良かった!!
ヤングの指揮も熱が入り、フィナーレまでの熱量が凄い×2
最後の15分で元は取れたって感じかしら(笑)
これがサントリーホールならもっと音響的にも凄いんだろうなぁ。
NHKホールはどうしても音が拡散しちゃうのが残念えーん
ヤング指揮の第9は、初日と言うこともあり、前半硬めだったけど後半以降はお見事!!
声楽陣の素晴らしさは特筆もの!!
聴いて良かった‪ヾ(๑╹◡╹)ノ"‬
ヤングはこの「第9」では、
ベーレンライター版を使用。
第2楽章は全てのリピートを履行。
ノン・ヴィブラートでは無いけど、昨今の古典的な解釈での演奏を心掛けるとのプログラムのインタビュー記事で答えていた様に今回のN響も概ねそのスタイル。
合唱は100名程度。
演奏時間は65分~67分くらい(実測)。
特に終楽章がスケールの大きさを感じさせる名演でした🎵
【補足】
東京オペラシンガーズは最初から着席。
ソリストと打楽器チームは、第3楽章入る前に入場。
第2楽章については、全リピではなく一部省略していたと指摘ありました。


【DATA】
2019.12.21(SAT)
17:00
NHKホール