《セレナーデ》
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:ジョージ・バランシン
ステージング:パトリシア・シアニー
【キャスト】
寺田亜沙子、柴山紗帆、細田千晶
井澤 駿、中家正博
渡辺与布、飯野萌子、川口 藍、中田実里、
赤井綾乃、今村美由起、加藤朋子、
菊地飛和、北村香菜恵、小村美沙、
関 晶帆、中島春菜、原田舞子、
土方萌花、廣川みくり、山田歌子、横山柊子
宇賀大将、清水裕三郎、趙 載範、浜崎恵二朗
《ライモンダ》よりパ・ド・ドゥ
音楽:アレクサンドル・グラズノフ
振付:マリウス・プティバ
改訂振付・演出:牧阿佐美
衣装:ルイザ・スピナテッリ
【キャスト】
米沢 唯、渡邊峻郁
《海賊》よりパ・ド・ドゥ
音楽:リッカルド・ドリーゴ
振付:マリウス・プティバ
衣装:林 なつ子
【キャスト】
木村優里、速水渉悟
《DGV Danse à Grande Vitesse ©》
音楽:マイケル・ナイマン
振付:クリストファー・ウィールドン
美術・衣装:ジャン=マルク・ピュイサン
照明:ジェニファー・ティプトン
振付指導:ジェイソン・ファウラー
【キャスト】
第1区 本島美和、中家正博
第2区 小野絢子、木下嘉人
第3区 米沢 唯、渡邊峻郁
第4区 寺田亜沙子、福岡雄大
池田理沙子、木村優里、奥田花純、玉井るい、
広瀬 碧、益田裕子、朝枝尚子、廣田奈々
井澤 諒、福田圭吾、速水渉悟、原 健太、
小柴富久修、中島駿野、中島瑞生、渡邊拓朗
後援:ブリティッシュ・カウンシル
管弦楽:東京交響楽団
コンサートマスター:水谷 晃
指揮:マーティン・イェーツ
【感想】
ここ数年新年のコンサート(またはバレエ)初めは、新国立劇場バレエ団の「ニューイヤー・バレエ」で幕開けって流れ。
華やかなバレエは、新年を飾るにはもってこい
さて、今年の新国立劇場バレエ団のニューイヤー・バレエは、上記演目。
バランシン振付によるチャイコフスキーの「セレナーデ」での新国立劇場バレエ団によるコール・ド・バレエの幻影美は、筆舌し難いくらい美しい!!
何となく「白鳥の湖」を彷彿させる舞台や衣装…強いて言えば白鳥の湖のスピンオフって感じかな…と弦楽セレナードの調べに乗せて踊る優雅でどことなく哀愁を帯びた踊りがとても素敵!!
正直4階席だと誰が誰かは全く分からなかったけど、主演ダンサーは皆美しかった!!
バレエの演出上、セレナードの第3楽章エレジーとフィナーレを入れ替えていたので、このバレエを初めて観た木さんは、単純にエレジーはカットされたと思い、フィナーレが終わった瞬間猛烈に拍手しまくり、周りからちょって顰蹙をかってました(半数ぐらいが人が拍手していたので意外とそう思った人多かったのでは??)
全体的に美しい作品だったけど、男性ダンサーの見どころが少なかったような気がする
「ライモンダ」の踊りで魅せる米沢・渡邊コンビの存在感は凄い!!
さすが新国立劇場バレエ団のプリンシバルだけのことはある!!
圧巻とはこのこと!!
「海賊」での木村・速水のコンビは、若々しさが売り!!
惜しげもなく魅せる超絶技巧と安定した踊りはお見事
木村さんの32小節連続のグラン・フェッチは鳥肌級。
もちろん速水さんの躍動感溢れる踊りもブラボー
後半は、今回新作上演となる「DGV」
音楽は、マイケル・ナイマンの「MGV」(超高速音楽)を使用🎵
振付は、昨年、新国立劇場バレエ団で日本初演された「不思議な国のアリス」も担当したウィールドン。
旅をテーマに舞台はTGV(フランス高速鉄道)をイメージし4組のカップルと群舞によって踊られるもの。
そのダンスは、ナイマンのグルーブ感溢れる音楽に合わせて踊りも躍動感溢れ、ダイナミック、しかも官能的!!
最近は新国立劇場バレエ団の名バイプレヤーに徹してる感もある本島さんや寺田さんも主演として素晴らしいダンスを堪能でき大満足
フィナーレで新国立劇場バレエ団の主役級の8人が踊りを繰り広げる様は圧巻!!
感動のあまり涙出てきた
新年早々素敵なバレエでした(╹◡╹)
演奏は、東フィルと思っていたら東響。
東フィルは、オーチャードで「紅天女」のピット入りって訳でもなく、たまたまスケジュールの関係だと思うけど。
イェーツ率いる東響は、チャイコフスキーでは粗さもあったけど、徐々に良くなり、ナイマンの音楽は本当に素晴らしかった🎵
さすがノットの薫陶を受けているだけあり、現代ものには強いわ!!
ナイマンの作品では、指揮台を囲むようにバンドを配し、フィナーレでは、両バルコニーにスネアを配置し、その迫力は凄かった!!
オケは14-12-10-8-6の対向配置。
【DATA】
2020.1.13(MAN)
14:00
新国立劇場オペラパレス
皆さん、遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします New\(*^▽^*)/Year