新国立劇場バレエ団 ロミオとジュリエット | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

「ロメオとジュリエット」(全3幕13場)
 
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ケネス・マクミラン
美術・衣装:ポール・アンドリュース
照明:沢田祐二
監修:デボラ・マクミラン
ステージング:カール・バーネット、パトリシア・ルアンヌ・ヤーン 
装置スーパーヴァイザー:ダグラス・ニコルソン
衣装スーパーヴァイザー:マイケル・ブラウン、ヴァンダ・ヒューストン
 
指揮:マーティン・イェーツ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団


【キャスト】
ジュリエット:米沢 唯

ロメオ:渡邊峻郁

マキューシオ:木下嘉人

ティボルト:福岡雄大

ベンヴォーリオ:速水渉悟

パリス:井澤 駿

キャピュレット卿:輪島拓也

キャピュレット夫人:本島美和

乳母:楠元郁子

ロザライン:関 晶帆

大公:内藤 博

ロレンス神父:菅野英男

モンタギュー卿:古川和則

モンタギュー夫人:玉井るい

3人の娼婦:寺田亜沙子、益田裕子、山田歌子

ジュリエットの友人:池田理沙子、柴山紗帆、細田千晶、渡辺与布、加藤朋子、土方萌花

マンドリン・ソリスト:福田圭吾

マンドリン:宇賀大将、中島駿野、浜崎恵二朗、福田紘也、佐野和輝

新国立劇場バレエ団

日本ジュニアバレヱ 他



【感想】

新国立劇場バレエ団「ロメオとジュリエット」千秋楽観てきました‪ヾ(๑╹◡╹)ノ"‬

新国立劇場バレエ団の「ロメオとジュリエット」は、2016年10月のワディム&唯ペア以来…その時のブログはこちら 2016年11月 新国立劇場バレエ団 ロメオとジュリエット …3年ぶり。

当たり前と言えば当たり前だけど唯さんのジュリエットは表現の幅は当時より深化し、序盤のあどけなさが残るジュリエットから後半の意を決しロメオへの愛の忠誠を誓う強い意志を持ったジュリエットの表現力はさすが‼

終盤の渾身の演技(マクラミンの振付は踊りという言葉だけでは表現できずやはり演技って言葉が個人的には適切なような気がする)には涙が溢れ出てきてしょうがなかった( ノД`)シクシク…

ロメオ役の渡邊さんは、奥村さんと共に、思慮が浅く軽率な行動をとりがちな王子役をやらせたら新国バレエでもピカイチと思っているので、ロザラインからさっと気変わりしジュリエットへ、落ち着いて判断すればこのような悲劇は防げたはずなのに、闇雲に行動しちゃうロミオを演じるには最適なキャスト‼

踊りも含め良い感じだったと思う。

その他キャストでは、キャピレット夫人役の本島さんの圧倒的な存在感‼

特に第2幕終盤のティボルトの死に対する嘆き哀しみの劇的な表現力は他を圧倒する迫力‼

正に狂乱の場‼

(ティボルトはプログラムには甥と書かれていたけど…あの嘆き方は実の息子ではないかと思えるくらい…本当に甥なのかしら⁇)

いつもざわざわコンビの井澤さんが今回は報われないパリス役ってもの面白かった。

マキューシの木下さん、ティボルトの速水さんは躍動感バッチリ‼

決闘シーンも迫力満点‼

3人の娼婦(特に寺田さん)の阿婆擦れ感も良かった。

全体的には千秋楽ということもあってかお疲れ気味なのか雑然とした感はあり。

他のバレエ団の方がしっかり踊れてるような…(他のバレエ団でロメジュリは観たことないけど…)

新国バレエ特有の連日近い興行のやり方にも問題あるような気がする(・・*悩)。。oO


さて、バレエ以外のお楽しみは、プロコフィエフの音楽♬︎♡

組曲版では聴く機会あっても全曲となるとなかなか難しい。

そういった意味では、こうして全曲聴けるのはプロコフィエフのファンとしてはめちゃくちゃ嬉しい‪ヾ(๑╹◡╹)ノ"‬

組曲版では割愛されているマンドリンやオルガンなど聴けるのも全曲ならでは。

プロコフィエフ独特の冷たい叙情美や鋼のような音の塊などプロコフィエフらしい音色が満載で、しかも美しいメロディ‪に溢れた最高傑作だと木さん的には思っており、正直バレエ抜きでも楽しめちゃうかも(笑)

イェーツ率いる東フィルは、こちらも千秋楽でお疲れか金管などかなり粗く、もう少し綺麗な音色があればとは思ったけど、ツボを抑えた演奏と美しいバレエとのマッチングは良くそれなりに楽しめたかな‪(╹◡╹)‬


 

【DATA】

2019.10.27(SAN)

14:00

新国立劇場オペラパレス