セレナード第6番ニ長調K.293「せレナータ・ノットゥルナ」
ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第4番ト長調op.58*
ブラームス
交響曲第2番ニ長調op.73
指揮:マティアス・バーメルト
ピアノ:岡田 奏*
コンサートマスター:田島高宏
札響の澄み切った天然水サウンド今年も聴いて来ました♬︎♡
札響の東京公演を聴くのは今年で4年目。
基本ソワレは時間や経済的な理由で避けているのですが、札響は特別。
無理が利くなら聴きたいオケのひとつです。
(時間的も経済的にも北海道行くよりは、負担少ないし…)
(でもいつかは北海道旅行兼ねながら現地で聴くのが夢)
一曲目のせレナータ・ノットゥルナ。
相変わらずの澄んだ弦の音色が聴いていて気持ちが良いです!!
指揮者とオケの間に第一・第二ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラの首席奏者が立ち、彼ら四重奏とオケのやり取りが楽しい♬︎♡
フィナーレでのティンパニのソロも決まっていたし、終盤、バーメルトさんがソロの指示を出すと田島さんはじめ各奏者が「わたしじゃないですよ〜」ってユーモアたっぷりなパーフォーマンスもあり(笑)
ほんわかした気分が素敵な札響メンバー。
終始みなさんにこやか。
聴いてるこちらまでニコニコしたくなります(╹◡╹)
二曲目は岡田 奏さんによるベートーヴェンの4番。
岡田さんは、以前東響とのサン=サーンスがとても良い印象あり。
今回のベートーヴェンも冒頭のフワッとした音色から魅了されました♬︎♡
全曲通してベートーヴェンなのにモーツァルトを弾いてるような優しさが溢れた音色は本当素敵♬︎♡
じわっと来る暖かさは、彼女の持ち味。
札響も彼女に寄り添い美しい伴奏で彼女を引き立てました♪
アンコールのラヴェルも美しかった♬︎♡
ずっと聴いていたい…そんな気持ちになれる素敵なピアノ。
このブログ書いてその音色を思い出し、またうっとり(∩˘ω˘∩ )♡
岡田 奏さん、とっても美人だし、ピアノも素敵♬︎♡
(;-ω-)ウーン
天は二物を与えずって嘘じゃん(≧◇≦)
さて、休憩を挟み後半は、ブラ2。
バーメルトさんと札響のブラームスは、テンポは比較的早めで、スタイリッシュでスッキリ。
各パートや細かい音が浮かび上がるのはバーメルトさんだからかも。
エリシュカさん(こちらはCDで聴いただけですが)のブラ2とはまた違った感じ。
エリシュカさんが昔懐かしいスタイルならバーメルトさんは、今風のブラームスかしら(かなり大雑把な分け方ですが…)
だから冷たいって感じでなく、札響メンバーが共感して演奏しているので熱量もかなりあり、フィナーレの爆発力は凄かった!!
第一楽章提示部のリピートはなし。
プログラムに演奏時間45分とあったから、てっきりリピートありと思ったんだけど…
それにバーメルトさんなら「あり派」って気もする…
もしかしたらプログラムがかなり押していたから、リピートしなかったって訳??
まぁそれはないと思うけど。
演奏時間は、40分切っていたかな。
清々しい演奏で大満足!!
アンコールはモーツァルトのディヴェルティメントより。
モーツァルトではじまり、モーツァルトで終わり、プログラムの流れにセンスを感じました。
(ってきりアンコールはハンガリー舞曲って思っていたw)
個人的に帰りの新幹線の都合もあり、札響メンバーに感謝と労いの拍手もそこそこにコンサートの余韻に浸る間もなく、もーダッシュでサントリーを飛び出したの残念。
(もしブラ2提示部リピートしていたら完全d (>◇< ) アウト!)
ブラームスが始まったのは、8時40分ころだったので、聴いていて気が気ではなかったのですが、何とかアンコールまで聴けたのは、運が良かったです!!
バーメルトさんの指揮は職人肌。
見ていて劇的な指揮をする訳でなく、的確に指示を出す感じで、その辺は前任のポンマーさんと似てるかも。
今回はドイツ系だったけど、バーメルトさんは、レパートリーも広いので、フランス・ロシアものなども聴いてみたいです♪
札響は今回も素敵な音色を届けてくれました♬︎♡
弦楽器は透明感ありつつも熱さもあり。
木管は、オーボエの関さんが相変わらず素晴らしい!!
金管は、ホルン首席の杉﨑 瞳さんがとても良かった。
残念って思う箇所もあったけど、ソロではかなり健闘(ブラームス)していたと思います。
まだ試用期間とのことですが、ぜひ本採用に!!
(NJPに欲しいくらい!!)
金管は出が揃わないなど疵はあったけど、和気あいあいと演奏している札響メンバーは、本当聴いていて気持ちがよく、団員さんの笑顔率高いってのは、本当大切なんだなぁと改めて実感。
参)弦:14-12-10-8-6
今回、札響さんとは関係ないけど、苦言が。
演奏が始まる直前、突然最前列に座っていた男の方が舞台に上がり、何か叫んでました。
暫く何か言った後、舞台を降りましたが、サントリーの係員の方、慌てて飛んで来たにも関わらず、退場を促す訳でなく、軽い注意程度だったのにはびっくり!!
見た感じかなり興奮していたので、演奏中、もしかしたらまた舞台に上がる可能性もなかったとは言えないので、開始が少し遅れても、退場を願うのがホール運営側の判断ではないかと思うのですが。
万が一、演奏者に危害加える可能性もあるし、実際、その方演奏中もずっと独り言みたいなこと言っていた感じに見えたので、正直恐かったし、また舞台に上がらないか気になりハラハラしながら聴いてました(酔っ払っていたように見えました)。
休憩後にいなくなってたので、後半は安心出来ましが、会場のセキュリティ対応の悪さにちょっと唖然。
もう一つは、これは会場は関係なく、「ブラボー」言い逃げ男性。
ブラ2終わったと同時に大声で「ブラボー」を叫びダッシュで逃げて行ったのには、呆れるやら、怒りが込み上げて来ました。
しかもかなり酷いブラボー。
あーやって逃げるなら「ブラボー」言うな(怒)
あれは演奏が素晴らしいから叫ぶ「ブラボー」でなく、自己満のテロ行為…悪意すら感じます。
本当に素晴らしく叫んだ「ブラボー」なら逃げる必要はないはず…まぁ周りから顰蹙は買いますが…最低(怒)
今宵のサントリーは魔物がたくさん。
せっかく良いコンサートだけにこれはかなり残念でした。
会場もムーティ&シカゴ響に喰われちゃったのか(しかもブラ2は被ってるし)かなり空席が目立ちました。
札響の年に一度の東京公演。
素敵な演奏だったので、もう少し多くの方に聴いてもらえたら嬉しかったのに。
残念。
今回帰り時間ギリギリ、会場でのハプニング等あり、コンサートとは違った所で、ハラハラ・ドキドキもしましたが、来年も日程や時間的に可能なら札響の東京公演は聴きたいと思います♬︎♡
(来年、バーメルトさんならモーツァルトsym39、ベト7が東京公演に乗る可能性高し)
2019.1.30(WED)
19:00
サントリーホール
毎回楽しみなホクレンさんからのおみやげ(╹◡╹)
今日は、コンサート始まる前に早めに都内に着き、久しぶりに名曲喫茶「ライオン」(渋谷)へ赴き、まったりレコード鑑賞( ' '♬)
優雅なひとときを過ごさせていただきました(╹◡╹)
アンティークな感じがいいんだなぁ♬︎♡