新日本フィルハーモニー交響楽団からのお知らせとして
公式HPより
こんなお知らせが
「ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB109(ハース/オーレル版)」CD発売と先行販売のお知らせ
2月2日(金)及び3日(土)に行わる第599回定期演奏会トパーズの会場(すみだトリフォニーホール)で昨年上岡さんが指揮したブルックナーの交響曲第9番が先行販売されるとのこと(通常販売は2月22日)。
マルク・アルブレヒトがブルックナーの交響曲第5番を指揮する会場でNJPのブルックナーの最新録音を先行販売するのは企画としては至極当然。
しかし
しかし
問題はこの上岡さんが指揮したブルックナーの交響曲第9番のCD…収録されているのは交響曲のみ。
え‼って感じ。
だってこのコンサート聴いた方ならわかると思うのですが、交響曲第9番の後にテ・デウムを演奏することで一つの形を表現したような…
それは伝記(信憑性はともかく)から
「ブルックナーは交響曲第9番に取りかかっていたが、残念なことに完成までには至らず、亡くなった。第1~第3楽章は完成したが、第4楽章は未完成のまま終わったのだ。第3楽章を書いている時に、ブルックナーは「未完成の場合は第4楽章の代わりに『テ・デウム』を演奏するように」と伝えていたと言われる。」って話に基づきプログラム構成を考えてのこと。
それが販売されるCDでは交響曲のみって⁇
指揮者の意図とか完全無視⁇
よく上岡さん販売許可したなと疑問が。
テ・デウムの方は、歌手の権利関係もあり、販売が難しかったってのあるとは思うけど。
CDは、コンサートとは別物と考え、交響曲のみをお楽しみくださいってことなのかしら⁇
あとこのブルックナーの演奏は、金管中心に疵だらで好調とは言えなかったNJP(サントリー・横浜共に)。
あのブルックナー…ある意味声楽を伴ったテ・デウムがあったから救われたような…
疵は編集で直すのか疑問ですが、このブルックナー出すなら同じく上岡さんが指揮し、資料的にも価値が高いヴェス版を使用した6番をリリースした方がブルックナーファンとして嬉しいんですが…
しかし、何かと疑問が残り、しっくりしないCDですが…買っちゃうんだろな(;^_^A
そして聴いてまたもやもや(第3楽章を聴き終え、このあと本来ならテ・デウムを演奏するんだよなぁって聴くたびに思うんだろうな)