交響曲第5番変ロ長調 WAB105(ノヴァーク版)
指揮:マルク・アルブレヒト
コンサートマスター:西江達郎
金曜日のソワレの感想が微妙なtweet多かったので、今日「どうかなぁ??」と一抹の不安が…
しかし、実際それは杞憂に終わり、木さん的には満足できたブルックナーの5番でした♬︎♡
マルク・アルブレヒトは、日本でも読響を指揮し馴染みのあるゲルト・アルブレヒトと同姓ではあるけど、関係なし。
但し、マルクの父アレクサンダーも指揮者…マイナーレーベルに珍曲の録音などあり…で日本でも指揮をしたらしい。
同姓なのでクラシック事情に詳しくないとややこしい。
さて、マルクさん。
NJPとはブルックナー1曲のみ。
個人的には5番の演奏時間を考えると、前座に欲しい気すもするけど、オケの体力も考えてのことか5番1曲で勝負!!
昨夜のtweetが気になっていたけど、
そこまで悪くない。
寧ろ良かった(笑)
諸井誠氏(作曲家・批評家…全く関係ないけど母校の校歌を作曲した人)がブルックナーの5番を「城塞交響曲」と呼んだこともあり、5番には巨大な重厚さを求める向きが古くからのブルックナーファンにはあり、昨夜のtweetはマルクさんの指揮するブルックナーだと、その点では物足りなさを感じたのかも知れませんが、俄ブルックナーファンの木さんには、まだまだブルックナーの何たるかなんて指針はないので、マルクさんのまるでスポーツカーをビュンビュン疾走させるようなブルックナー、ワクワクしながら聴かせていただきました♬︎♡
マルクさんとNJPの演奏は、重厚なブルックナーを期待しちゃうと肩透かし喰らっちゃうけど、フットワークが軽いスポーティなブルックナーもそんなに悪くない♬︎♡
金管を豪快に鳴らすのも快感!!
深みがないって言われればそうなのかも知れないけど、こういったブルックナーもありと思えば、かなり楽しめる演奏だったと思います。
ブルックナーに神格化したものを求めちゃうとマルクさん、暴走しすぎじゃんってなるのかも。
でも聴いていて気持ちが良い!!
木さん的には大満足!!
第一楽章は、指揮者もオケも集中力に欠けて散漫な箇所もあったけど、第二楽章以降から尻上がりに良くなり、フィナーレの熱量は半端なかった!!
コラールが壮大に吹き鳴らされ、圧倒的なフーガでたたみ込むあたりから、木さんもウルウル(ここが好きってのもありますが) (>︿<。)
演奏時間は、74~75分くらい。
早い演奏だと70分、遅めだと80分くらいなので、標準よりちょい早め程度かしら。
テンポが遅滞することもなく、スッキリ纏め上げてましま♬︎♡
オケの配置は、ヴァイオリンを左右に振り分けた対向配置。
但し、通常配置の第二ヴァイオリンとヴィオラの位置を変えただけで、チェロ・コントラバスの低弦は、舞台上手側(ラトルが好む配置)。
弦は14-12-10-8-6とこの交響曲を演奏するには小ぶり。マルクさんスッキリした感じを出したかったのかしら??
今回は三階奥から聴いたので各楽器の細やかな動きはちょっと聴き取り難かったけど、オケ全体の響きはとても良かったです。
ブルックナーと言えばホルンは要になるので、現況のホルンチームの弱さを考え、エキストラ首席を招くかと思っていたんだけど自前で勝負!!
(;-ω-)ウーン
結果、健闘しつつも、惜しい箇所多々あり。
それでもホルン(エキストラ)増員し、美しい響きは若干犠牲になりつつもフィナーレなど力強く盛大に鳴っていたのは、大健闘した方だと思います♬︎♡
パーヴォN響以来、久しぶりに実演で聴いたブルックナーの5番…パーヴォの時は殆ど理解出来なかったけど、今やブルックナーで一二を争うほど大好きなこの曲を個人的には大満足の演奏で聴けてご満悦(笑)
お客さんの入りは、やっぱり今ひとつ。
わたしの周りも空席目立ちました。
(お陰で広々スペース確保でき、リラックスしながら聴けたのはありますが…)
お客さんの入りは少なかったけど、会場は概ね静か。
熱心に聴いてる方多かったです。
変なブラブラもなく、マルクさんが指揮棒下ろしてから拍手。
マナーも良かったです。
(先日の札響の時は酷かったけど…)
本公演の前にロビーコンサートあり。
ロビーコンサートでも演奏されたコントラバスの廣嶋さん。
今日でご卒業とのこと。
ロビーコンサートで小澤征爾さんとの思い出話を語っておられました。
長い間ありがとうございました(*´︶`*)♡Thanks!
終演後、会場から暖かい拍手で見送られてました♬︎♡
全く余談ですが、前回、パーヴォでブル5を聴いた時もN響トランペット奏者の沸坂さんが退団の時だった…木さんがブル5を聴く時は、オケメンバーの誰が退団するジンクスが…まぁある訳ないかぁ(笑)たまたまですね(笑)
ブルックナーの5番とブラームスの2番、楽器編成及び作曲時期は、ほぼ同じ。
金管にしてもブラームスはスパイス的に、ブルックナーは豪快に鳴らすなど、同じような編成で違った個性や方向を、数日内で、札響、NJPの実演で聴け面白かったです。
2019.2.2(SAT)
14:00
すみだトリフォニーホール
土曜日は寒かったぁ((•﹏•๑)))
だけど空は澄み切ってキレイ!!
スカイツリーもスッキリ!!