紀尾井ホール室内管弦楽団によるアンサンブルコンサート3 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

紀尾井ホール室内管弦楽団によるアンサンブルコンサート3
~バラホフスキーと共にバイエルン放送交響楽団の名手たちを迎えて~
室内楽版~ブルックナー交響曲第7番~

マーラー(シェーンベルク編)
さすらう若人の歌*
ブルックナー(アイスラー、シュタイン、ランクル編)
交響曲第7番ホ長調”

ヴァイオリン:アントン・バラホフスキー (バイエルン放送響・紀尾井ホール室内管コンサートマスター)
バイエルン放送交響楽団
ヴァイオリン:ダフィト・フォン・ダイク
ヴィオラ:ベン・ヘイムズ
ホルン:カーステン・ダフィン
紀尾井ホール室内管弦楽団
チェロ:伊藤 裕
コントラバス:吉田 秀
フルート:野口みお*
クラリネット:金子 平”
ティンパニ・打楽器:武藤厚志
客演
ハルモニウム:西沢央子
ピアノ:北村朋幹
ピアノ:中桐 望”
バリトン:若原 潤*


豊潤な音色が紀尾井ホールに響きわたる♪
一流の演奏家とはこうしたものだと改めて納得させられた素晴らしいコンサート♪
室内楽なのにフルオケを聴いたような厚みのある音色。
しかし、楽曲の細部までしっかり聴こえるのはこの編成ならの室内楽だからこそ。
一粒で二度おいしい。
そんな感じかな(╹◡╹)
聴き終えたあとの充足感高く、そんなコンサートは数年に一度あるくらい。
それぐらい素晴らしかったです♪

マーラーもブルックナーも10名ちょっとの人数なのに、紀尾井ホールに響きわたる音は、前述したとおりフルオケ聴いたくらいの豊潤な響き♪
マーラーの歌曲では、通常の伴奏では大編成のオケを使用するけど、こうした室内楽版だと透明度が増し、独唱を引き立て、若原さんの若々しい歌声と見事マッチ。
後半ブルックナーは、神々しいまでの美しさ。
テンポは比較的遅め。
室内楽版なので、各声部がハッキリ聴こえ、通常のオケ版では味わえない響きの面白さが聴こえるのも特徴。
そのため遅めのテンポながらも間延びすることなく緊張感持って進むのは各奏者の音楽性の豊かさと技術力の賜物。
今回は、ティンパニを加えた(任意)ことにより、音響のメリハリもあるメリットもあったけど、これは諸刃の剣になりかねず、一歩間違えるとこの小さな編成ではティンパニが突出してしまう可能性もあり。
しかし、そうならず見事ブレンドしていたのは、武藤さんのセンスも光ることながら各奏者の音響バランスの良さもあってのことだと思う。
こうしたところが一流のプレイヤーだと感じさせる所以かな。

実はこのコンサートたまたま別件で都内に行き、用事が終わったら後、どうしようなと悩み結局当日券で聴いたもの。
意外と前から予定していたものより、こうした飛び込みで聴いた方が良かったりするのも不思議。

渋い選曲と他のコンサートが重なったらしく、本日の紀尾井ホールは、かなり空席目立っていたのは残念だったけど、満席よりあれくらい空席あった方か音響的にはよかったかも。

隣席の方には閉口したけど…

素晴らしいコンサートでした♪



2018.12.5(WED)
19:00
紀尾井ホール


全くの余談だけど…
北村さんと中桐さんがまるで恋人同士のような感じだった…
少なくとも木さんには、中桐さんは北村さんにラブラブに見えたんだけど…