新国立劇場バレエ くるみ割り人形 その① | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

新国立劇場バレエ『くるみ割り人形』(全2幕)
 
 
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《キャスト》
【クララ/金平糖の精】米沢 唯
【ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子】ワディム・ムンタギロフ
【ドロッセルマイヤー】貝川鐵夫
【ねずみの王様】井澤 駿
【子供のクララ】秦 悠里愛
【フリッツ】高橋博経
【ルイーズ】池田理沙子
【乳母】丸尾孝子
【シュタルバウム】中家正博
【シュタルバウム夫人】仙頭由貴
【クララの祖父】髙橋一輝
【クララの祖母】菊地飛和
【ルイーズの友達】広瀬 碧、加藤朋子、柴田知世
【詩人】宇賀大将
【青年】木下嘉人
【老人】福田圭吾
【召使い】太田寛仁、小川尚宏、土方萌花、廣田奈々、渡邊拓朗、渡部義紀
【スケートをする人々】中島駿野、小野寺雄、木村優子、関 晶帆、八木 進、田林真葵、瀧川雄太
【客人たち】寺井七海、中田実里、若生 愛、朝枝尚子、木村優子、関 晶帆、守屋朋子、関 優奈
小柴富久修、清水裕三郎、趙 載範、中島駿野、福田紘也、佐野和輝、中島瑞生、浜崎恵二朗、他
【聖ニコラス】宝満直也
【兵士たち】趙 載範、中島駿野、福田紘也、太田寛仁、小川尚宏、中島瑞生、浜崎恵二朗、渡邊拓朗、他
【ねずみたち】宝満直也、宇賀大将、小野寺雄、佐野和輝、髙橋一輝、八木 進、他
【騎兵隊長】木下嘉人
【軽騎兵】赤井綾乃、清水理那、稲村志穂里、関 優奈
【雪の結晶】柴山紗帆、渡辺与布
川口 藍、仙頭由貴、玉井るい、中田実里、益田裕子、若生 愛、朝枝尚子、石山沙央理、今村美由起、加藤朋子、菊地飛和、北村香菜恵、木村優子、小村美沙、柴田知世、清水理那、関 晶帆、原田舞子、土方萌花、廣川みくり、廣田奈々、守屋朋子、山田歌子、横山柊子
【スペインの踊り】奥田花純、柴山紗帆、福田圭吾
【アラビアの踊り】寺井七海、小柴富久修、清水裕三郎、趙 載範、中島駿野
【中国の踊り】五月女 遥、宝満直也、八木 進
【ロシアの踊り】小野寺雄、飯野萌子、石山沙央理、菊地飛和、清水理那
【蝶々】池田理沙子
【花のワルツ】寺田亜沙子、細田千晶、原 健太、浜崎恵二朗
川口 藍、玉井るい、中田実里、益田裕子、若生 愛、今村美由起、小村美沙、原田舞子、土方萌花、山田歌子
趙 載範、中島駿野、福田紘也、宇賀大将、太田寛仁、小川尚宏、佐野和輝、髙橋一輝、中島瑞生、渡邊拓朗
 
【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【振付】ウエイン・イーグリング
【美術】川口直次
【衣裳】前田文子
【照明】沢田祐二
 
【指揮】アレクセイ・バクラン
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
【合唱】東京少年少女合唱隊
 
【芸術監督】大原永子
 
 
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本公演を鑑賞したのは、11月3日。
かなり日が経ってからのブログになってしまいましたが、やっと書けました〆(・ω・o)
 
さて、言い訳はともかく、新国立劇場バレエの『くるみ割り人形』は、今年後半の一番の楽しみで、尚且つ、新国立劇場バレエの新SEASON一番の楽しみ(他に『ホフマン物語』も楽しみだけど、残念ながら、公演日程は仕事のため、都合つかず断念)だったので、公演前からのワクワク感はパね~~~っ☆って感じ(笑)
 
しかも今回の『くるみ割り人形』は、イーグリング版の新振付とのこと。
実は前回の牧版は、一回しか観たことないので、その違いがわかるのかなぁと思っていましたが、結論から言えば、もくさんみたいな素人目にも『おっ!違いがわかるぞー』ってくらい違っていてびっくり!!
 
第1幕冒頭もスケートの場面から始まるってのもユニーク。
牧版では、冬の街の雑踏だったような。
クリスマスってイメージからは、個人的にはどちらも嫌いではない。
 
クララも第1幕前半までは、お子さまバレリーナが演じるのもユニーク(後半夢の中で18歳となり、本公演では、唯姫が演じてます)。
もちろん他にもお子さまを重用。
クララの兄フリッツ、子ねずみなど。
もくさん的にはお子さまの踊りや演技は、微笑ましくとても好印象(演技力も高い!!)。
しかし、Twitterなどではお子さま起用は、賛否両論。
確かに新国立劇場バレエ観にきて、逸材が多い新国ダンサーの踊りでなく、発表会であるまいし、お子さまのバレエを観るのには抵抗があるのかも。
確かにカーテンコールでもお子さまに対して拍手は冷淡だったような。
まぁもくさんの場合、個々のバレエダンサーの技術より舞台演出も含め、マス的な観方をするので、お子さま登場もあまり気にならないってのはあるのかも…
 
主役のワディム王子も第1幕序盤からドッセルマイヤーの甥として登場、次いでくるみ割り人形→王子→甥の順でひとり三役でくるみ割り人形全体に登場するのは、なかなか良い構成。
 
またドッセルマイヤー(貝川鐵夫さん)も牧版と違いかなり重要な位置づけ。
 
強いて言えばクララの姉のルイーズがインパクト薄かったかなぁって感じ(子役と年齢差がありすぎて、お姉さんって感じも希薄)。
 
後半、ねずみとの戦闘シーンは、ねずみの王様(井澤駿さん)が、牧版だと呆気なくやられてしまうのが、イーグリング版だとかなりダークで強か。
しかも、イーグリング版では、くるみ割り人形率いる騎兵隊をやっつけ、お菓子の国までこっそり行っちゃうのも面白い(笑)
(戦闘シーンは、子ねずみも登場し可愛らしく微笑ましいのですが。)
 
イーグリング版では、個々のキャラクターをしっかり演出しているので、些か退屈しがちな第1幕もかなり観応えありました。
 
もちろん第1幕一番の見どころ雪のワルツのシーンの美しさは、この幕最大の見せ場!!
新国ダンサーによるコールドバレエの美しさにうっとり。
本当に雪が舞ってるかのような見事な踊りでした。
また全曲バレエ公演でないとなかなか聴くことができない児童合唱付き(東京少年少女合唱団)の雪のワルツなど音楽的にも聴きどころであり、大満足!!
特に第1幕終盤は、まるでハリウッドの映画音楽のように煌びやかで、チャイコフスキーの音楽の真骨頂と言うべき箇所。
美しいバレエも観れて、素晴らしい音楽を生オケで聴けるところが個人的にはバレエ最大の魅力なので、その満足度は、パね~~~っ☆って感じ(笑)
 
個々のダンサーについては、
ワディム&唯さんは、相変わらず素晴らしい。
ただただ気品と美しさに圧倒されぱっなし。
ドッセルマイヤーの貝川さんも重要なキーパーソンを見事に演じ切っていて、ある意味ワディムより印象に残ったかな。
ねずみの王様の井澤さんは、相変わらず俊敏。
ルイーズの友人(老人)を踊った福田さんのダイナミックな踊りもお見事!!
ルイーズを演じた池田さんは、前述したようにルイーズの設定が微妙だったため、印象残らず。
 
第1幕は、本当に素晴らしく大満足。