第1862回 NHK交響楽団定期公演 Aプログラム | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

デュティユー

 

 

メタボール(1964)

 

サン=サーンス
ピアノ協奏曲第2番ト短調op.22*
ラヴェル
優雅で感傷的なワルツ
ラヴェル
『ダフニスとクロエ』組曲第2番
 
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ピアノ:河村尚子*
コンサートマスター:伊藤亮太郎
 
 
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新国立劇場バレエで『ジゼル』を観て、その足でNHKホールへ。
パーヴォ指揮のN響。
毎回毎回ブログでアンチパーヴォと書きながら、またもパーヴォの演奏会。
やっぱりパーヴォファンでしょ??って言われちゃいそうですが…
キッパリ
違います!!
アンチパーヴォでございます(笑)
 
今回のお目当ては、河村尚子さんがソロを務めるサン=サーンスの協奏曲♪
河村尚子さんのファンであると同時にコンサートで取り上げる頻度がそんなに高くないサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番が聴ける…しかも河村尚子さんのソロとなれば、パーヴォN響が伴奏を務めなくても聴きに行ったと思います♪
 
本当、たまたまその演奏会がパーヴォN響だっただけですよ(笑)
 
その一番のお楽しみだった河村尚子さんの感想は、最後に。
最初は、パーヴォの指揮したフランス作品の感想から。
 
 
デュティユーは、正直苦手な作曲家。
何度がコンサートでも聴いたことあるけど、面白かったって印象はなし。
今回のメタボールももちろん初めて聴いたけど、これが期待を裏切るくらい…意外と良かった(笑)
パーヴォは、こういった音楽のジグゾーパズル的な作品を指揮させると本当に上手い!!
退屈どころか最後まで楽しんで聴けたのは、作品の魅力をパーヴォが巧みに表現できたからだと思います♪
もちろんN響もパーヴォが指揮するとアンサンブルにも余計磨きがかかり、こうした作品を演奏するには最高でした♪
ただ楽しめたけど…やっぱり感動する曲ではないかな💧
 
ラヴェルの2曲は、文句無しの演奏♪
デュトワがN響でフランスものを指揮するのは、また違った魅力(そもそもデュトワが振りそうなプロ)♪
緻密に音楽を積み重ねるのがパーヴォの得意技!!
こうした音楽づくりは、ラヴェルの管弦楽法を表現するにはピッタリ!!
パーヴォに鍛えられたN響のアンサンブルの繊細さとダイナミックさが見事に昇華!!
どことなくラヴェル自身のラ・ヴァルスが見え隠れし、退廃的なムード漂いつつも、洒落た感じな『優雅で感傷的なワルツ』を『優雅で知的な感傷的ワルツ』にしてしまうのがパーヴォらしい(笑)
『ダフニスとクロエ』の組曲第2番は、緻密さに熱さも加味された名演!!
海外のオケとN響を比較しても何ら遜色ない演奏♪
アンチパーヴォだけど、パーヴォのN響に対する貢献度の高さはやはり凄いと実感!!
本当素晴らしいですヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
 
さて
今回個人的には目玉の河村尚子さんのサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番♪
過去聴いた河村尚子さんの演奏は、リサイタルだとショパンが中心。
協奏曲だとシューマンとプロコ。
河村尚子さんでフランス音楽を聴くのは、CDでもなかったので、今回は、かなり楽しみ♪
第一楽章、河村さんのピアノのソロの入から『おー』と唸るような素晴らしい演奏♪
劇的な第一楽章をダイナミックな打鍵力で駆け抜ける河村さんのピアノ
カデンツァで一瞬『(*´-ω・)ン?』ってところもあった(こちらの聴き間違いの可能性もあり)けど、全体的に河村さんのテクニックは冴え渡っていたと思います♪
軽妙洒脱な第二楽章
疾走感漂う第三楽章などは、
河村さんの独壇場.•*¨*•.¸¸♬
3階席なので、河村さんのお顔の様子は、分からないけど、きっとノリノリの表情だったんだろうなぁ(これは後日放送される『クラシック音楽館』でじっくり見てみたいです♪)
音響的に良いとは言えないNHKホールで、しっかりとピアノの音が聴こえるのは、河村さんならでは!!(NHKホールでなければ、もっと素晴らしかったんだろうなぁ…)
強いて言えば、サン=サーンスの洒落た感じがもう少し出るとなお良かったかも(これは無い物ねだりですが…💧)
同じ2番のラフマニノフと違い、あまりコンサートで聴く機会の少ないサン=サーンスのピアノ協奏曲を存分に楽しむことが出来ましたヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
こちらの2番も、もっと演奏されても良いと思うのですが…
因みに第三楽章のタランテラを聴いてると米沢さんと井澤さんの『ざわざわコンビ』の軽快な踊りが目に浮かんで来ました(新国立劇場でおふたりのジゼルを観たばかりだから余計にそう感じたのかな)
 
アンコールは、プーランクのお洒落な一曲♪
 
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パーヴォとN響の伴奏は、的確な演奏で、河村さんのピアノをサポート♪
オケの色香を求めるならデュトワの方が一枚上手なんだろうな(*'▽'*)
 
全体的にデュトワが振っても不思議はないプログラムからN響をアメリカのオケのように完璧なアンサンブルと機能的な音色を引き出すところがパーヴォらしかったです♪
 
新国立劇場バレエの『ジゼル』→パーヴォN響フランスプロとフランス音楽が続き、フランス音楽モードな一日でした(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
 
プログラムの冊子に、パーヴォN響の新seasonのご案内が入ってました!!
(;-ω-)ウーン
次回聴きたいなぁと思うプロは、日程的にちょっと無理かなぁ…
 
∑(・o・;) アッ
 
もちろんアンチパーヴォですよ( ̄▽ ̄;)
 
 
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2017.6.24(SAT)
18:00
NHKホール