新国立劇場バレエ団 ジゼル | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

音楽 : アドルフ・アダン
振付 : ジャン・コラリ/ジュール・ペロー/マリウス・プティパ
改訂振付 : コンスタンチン・セルゲーエフ
台本 : テオフィール・ゴーチェ/ヴェルノワ・サン=ジョルジュ/ジャン・コラリ
装置・衣裳 : ヴャチェスラフ・オークネフ
照明 : 沢田祐二
指揮 : アレクセイ・バクラン

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

 

 

 

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ジゼル : 米沢 唯
アルベルト:井澤 駿

ミルタ:本島美和

ハンス : 中家正博
村人のパ・ド・ドゥ:柴山紗帆、奥村康祐

ドゥ・ウィリ:堀口 純、寺田亜沙子                  他

 

 

 

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新国立劇場バレエ団2016~2017season最後の演目は、『ジゼル』。

最後ならもう少し豪華絢爛な舞台でも良さそうなものだけど、個人的には、東京シティ・バレエ団で『ジゼル』の演目を観て、バレエにハマるきっかけにもなった作品だけに、愛着もあるので、新国立劇場バレエ団による『ジゼル』は、発表当初から楽しみ((o(´∀`)o))ワクワク

また、結果的に今回『ジゼル』の鑑賞で、新国立劇場バレエ団の2016~2017seasonの主要公演は、全て鑑賞することに!!

贔屓のオケの定期公演でも完全制覇すらしたことなかったのに…もうバレエは別格です(と言っても新国立劇場バレエだけですが)

 

さて、前置きが長くなりましたが、

今回の『ジゼル』は、初日(プルミエ)の13時からの米沢唯さんと井澤駿さんの『ざわざわコンビ』が主演を務める公演を観てきました。

 

2016~2017seasonは、日程の関係から唯姫公演が殆どでしたが、毎回観てるとやはり愛着が沸くと言うか唯姫が一番安心して観てられるような。

今回も安定した踊りと演技で満足度高し!!

恋する乙女から、ウィリになってもアルベルトを守る健気さ…そういった感情や表情を踊りと佇まいで完璧に表現する唯姫は、全てが素晴らしかったけど、特に第1幕終盤狂乱の場面には鳥肌立ちました!!

 

堂々した演技力と踊りが持ち味の絢子姫と比較すると若干線の細さは感じるけど、繊細さでは、圧倒的に唯姫の方が個人的には上だと思っているんですが、これは皆さんそれぞれ贔屓のダンサーさんがいると思うので、それぞれのダンサーさんへの評価は違ってくるんでしょうね。

あくまでも個人的な贔屓目なんで

 

ただ新国立劇場バレエは、誰が主役を演じても(主役以外の全ての踊り手も含め)平均点以上のクオリティはあると思います(本当に好みの問題だと思います)!!

 

アルベルトを演じた井澤さんは、ゲス野郎(だって婚約者もいるのにジゼルにちょっかい出すなんて、本当にゲス…本気だったのか単なる火遊びか…身分を隠す時点で怪しい…本当にゲス野郎です)をこれまた見事に踊り演じ切っていたと思います。

こういった優男演じさせたらピカイチですね(笑)

 

『ジゼル』は、主役ふたりの出番も多く、たっぷり観れるのが魅力のひとつでもあり、眠りの森みたいに、『おいおい主役はいつ出るんだー』的なものはありません。

但し、他の配役は、ミルタとハンス以外は、ちょっと地味かな。

そういった点では、飽きてくる面は、あるかも!!

色んな踊り手が競い合うように登場する方が見応えはありますから。

 

そうは言っても第2幕のコール・ド・バレエの美しさは、『ジゼル』の魅力のひとつ。

 

 

幻想的な美しは、最高でした!!

さすがクオリティの高さを誇る新国立劇場バレエの醍醐味と言った感じです(*^ー゚)b クッ゙

 

ミルタを踊った本島美和さん…前回『眠り』でもカラボスを踊り、今回もミルタ、冷徹な女がハマり役ってくらいハマってました(笑)

素晴らしかったですヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪

 

ハンスは、ちょっとかわいそう…アルベルトがちょっかい出さなきゃジゼルと結ばれる可能性もあったのに。

しかもウィリたちに殺さちゃうなんて(ŏ﹏ŏ。)

中家さんは、そんなハンスを懸命に踊ってました…

 

アルベルトくん…裏切れたのにジゼルが懸命に命を守ってくれたんだから悔悛し、ジゼルの為にも僧侶にでもなりなさいと心の中で叫んじゃいました(くれぐれもバチルドと寄りを戻そうなんて考えちゃダメ!!)(≧◇≦)

 

チラシやポスターにあったコピー

『最も崇高な愛のかたちがここにある』

これはジゼルの献身的な愛の姿ですよね〜

 

 

アダンの音楽は、些か退屈な面も(特に第2幕…踊りは美しいのに音楽は、単調な箇所あり)もありましたが、美しいヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエのソロは秀逸!!

相変わらずバッティ並のダイナミックな指揮ぶりのバクラン、前回『眠り』では、それが功を奏したのですが、『ジゼル』では一本調子になってしまう面もあり、また、東京フィルも前述のソロは、素晴らしかったけど、荒削りな面も感じれましたが、これは公演を重ねる毎に良くなる可能性あり。

プルミエだとオケにどうしても固さがまだ感じられます(´-ω-`)

余談ですが、シティ・バレエ団の『ジゼル』公演の時のシティ・フィルの方が音色に魅力が感じられました…ヴァイオリン・ヴィオラ・オーボエ(客演で東響の最上さん)のソロもシティ・フィルの方が格上♪

 

 

 

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新国立劇場バレエ、今seasonも終わり(まだ上演中ですが)、来season(2017~2018)のオープニングの『くるみ割り人形』まで暫く間が空くので、暫くは新国立劇場バレエロスに陥りそう

 

しかも、来seasonは、日程的に完全制覇は、難しそう(T_T;)

…特にホフマン物語は、もう絶対無理…一番観たい演目なのに…上演が三日間…少なすぎ…(。>﹏<。)💦

 

2017.6.24(SAT)

14:00

新国立劇場オペラパレス

 

ところで今更気付いたのですが…💧

ピットに入るオケって第1、第2ヴァイオリンの配置は、通常のコンサートの時と逆なのかしら(๑˙―˙๑)?

殆ど舞台の方に目がいってオケは、あまり見ていなかったけど、たまたま見たら逆の配置で演奏していたような…見間違いかなぁ(´๑•_•๑)?