ムソルグスキー
歌劇「ホヴァンシチナ」から ペルシャの奴隷たちの踊り
サン=サーンス
ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 「エジプト風」op.103*
リムスキー=コルサコフ
交響組曲「シェエラザード」op.35
指揮:ヘルムート・ライヒェル・シルヴァ
ピアノ:岡田 奏*
コンサートマスター:水谷晃
5月最後の日曜。
今日も暑い一日になりました(ノ;・ω・)アツイ…
でもまだこの時期は、梅雨前なので、暑いと言ってもまだ爽やか❀.(*´▽`*)❀.
夏場の湿り気を含んだベタベタした暑さと違い、風が吹くと、とても心地よかったりします
そんな爽やかな陽射しの午後に、久しぶりのコンサート♪
他の方のコンサート関連のブログやTwitterを読むと羨ましい反面、これくらいの間隔で、コンサートに行くのが、自分には合ってるような気もします♪
のんびり気ままに(´ ▽`).。o♪♪ ボケ~
そんなライフスタイルが自分向きかなと。
また、たまのコンサートだと、生音に枯渇してる分、めちゃくちゃ有り難み感じるし、多少の凡庸な演奏でもそれなりに良かったりしちゃったりするものです(笑)
(お腹空いてると何を食べても美味しく感じるようなもんです)
さて、
本日聴いたコンサートは、シルヴァさん指揮の東響、メインにシェエラザードを置いたミューザ名曲全集♪
今年は、シェエラザードの当たり年なのか、色んなオケでシェエラザードが演奏される、シェエラザード祭り状態( ゚∀゚)o彡゚マツリジャア!
しかも、東響は10月にも、シェエラザードを取り上げるのは、指揮者の意向もあるんだろうけど、老婆心ながら、もう少し選曲考えた方が良いのではと余計なことも言いたくなります(定期と名曲全集は、別って考え何でしょうが…)Ҩ(´-ω-`)
各オケに大口のスポンサーがいて『朕は、シェエラザードが聴きたいぞな』と言えば右に倣えなんて、想像もしちゃいます
まぁそんなこんなのシェエラザード祭りのひとつであるシルヴァさん指揮の東響は、シェエラザードをメインにサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番『エジプト風』を組み合わせたエキゾチックプロ(昨年の都響も同じ組み合わせのプログラムあったような…同じ組み合わせなら、何か捻りも欲しいなぁ。ペルシャの踊りを入れることで、多少の違いもあり、拘っていると言えば言えるけど…)♪
聴いた感想は、
1曲目の『ペルシャの奴隷の踊り』から小品ながらも、豊かな異国情緒の表情を醸し出すセンスのシルヴァさんはなかなかグー(^-^)g""
最近世界の音楽界を席巻しているラテン系の指揮者は、リズムの切れ味がヨーロッパ系の指揮者と違いノリが良く、それが伝統的なクラシックスタイルと融合し、パッションの高い名演を産み出す要因かと思う…かのカルロス・クライバーも幼少期に南米で過ごした経験が、彼の燃えるような演奏の根源になってるような気がする…ので、シルヴァさんもその才能があるかも!!
指揮姿も華麗.。゚+.(・∀・)゚+.゚
これは全体的に期待できそうな予感ヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
2曲目は、岡田奏さんを迎えてのサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番『エジプト風』♪
実演では、なかなか聴く機会の少ない曲で(1曲目のペルシャ人の踊りもそうだけど…)今回一番楽しみにしていた曲♪
岡田さんの感性は、サン=サーンスにピッタリで、フワッとしたタッチの優しい音色にウットリ(人‘ー‘☆).:゚+
まるで高級羽毛布団に包まれるような、ふわふわとした感じ( ◌ु•·• ◌ू )♡
映画音楽のような第一楽章、エキゾチックな第二楽章、ウキウキするようなフィナーレ、大好きなこの曲(サン=サーンスのピアノ協奏曲中では一番好き!!)を岡田さんのピアノで堪能させていただきました♪
また、伴奏を務めたシルヴァさん率いる東響も頗る快演♪
岡田さんを引き立てながらもオケの表情も豊かで、本当に素晴らしい伴奏♪
初シルヴァさんですが、『オヌシなかなかやるな!!』って感じ(笑)
フィナーレの岡田さんとのオケの畳み掛けには、思わずウルって来ちゃいました(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑)
今日の爽やかな陽気のような素晴らしい演奏、本当、名演でした(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
万雷の拍手に応え、岡田さんのアンコールは、プーランクの小品♪
岡田さんの奏でるコロコロ転がるピアノの音色が、メインのサン=サーンスの後にピッタリ!!
素敵なデザートでした
前半は、大満足d(≧▽≦*)
久しぶりのコンサートで、空腹状態で何を食べても美味しい状態を差し引いても、なかなか良かったと思いますヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
余談ですが、
サン=サーンスは、人気は、あまりない作曲家だと思いますが、屈指のメロディーメーカーで、個人的には、チャイコフスキー、ドヴォルザークと共に三大美メロ作曲家だと思ってます♪
オルガン交響曲と白鳥が突出して、有名ですが、他の作品も本当に素敵♪
もっとサン=サーンスの作品がコンサートでも取り上げると嬉しいのですが。
後半、シェエラザード♪
前半では、譜面台を置いて、指揮をしていたシルヴァさん、シェエラザードでは譜面台を置かず指揮。
暗譜で指揮できるとはシェエラザードは、シルヴァさんに取って勝負曲なのかしら(。• . •。) ??
なら期待できそうと思いきや、前半は、あれだけ緻密な表現ができたシルヴァさん、シェエラザードでは、勢いはあるけど、緻密さには欠けていたような。
ダイナミックな演奏で、オケをグイグイ引っ張って行くのは凄いけど、どこか一本調子って感じ。
オケも、前半と比べると雑に聴こえるし(。-_-。)
勝負曲ならではのキレ気味の鋭さを期待したけど、アクセル全開のまま、ひたすら突進!!
ダイナミックさでは、負けないぞー的な演奏。
もう少し味わい深さがあると良かったんだけど。
終演後、会場は沸いていたから、悪くはない演奏だったと思います…多分こちらの感性がシェエラザードモードではなかったかも…( ˘•_•˘ ).。oஇ
演奏途中、地震があって怖かったのと(第一楽章終わり頃)、第三楽章の素敵なメロディの最中に豪快に響き渡る鼾(ミューザは、素晴らしいホールすぎで、雑音すら良く聴こえちゃう…あんな遠くの席の鼾がリアルに聴こえるのは、ミューザが素晴らしいホールである証拠でもあるんだけど…NHKホールならこんなに鼾は目立たないような…ある意味良いホールならではの悩みかも)で、集中力が途切れちゃったのも要因かな。
そんな訳で、雑然と聴き流していた節もあり、もっと集中して聴いていれば、名演だった可能性もあります♪
東響は、相変わらずオーボエの荒木さん中心に木管群は、絶品!!
(1曲目のペルシャでは、最上さんのイングリッシュ・ホルンが絶品でした!!)
金管はまぁまぁ、ホルンは、健闘するものの、もうひと頑張り欲しいとこ。
また、シェエラザードでのコンマス水谷さんのソロは、なかなか濃いめの好きなタイプのソロでした♪
なお、シルヴァさんは、東響をヴァイオリンを左右に振り分けた対向配置にしたのは、ノットさんの影響(。• . •。) ??
これは、シェエラザードでは、効果的だったかも!!
そ〜いえば…
本日のコンサートは、
前半、95点
後半、65点
って感じかな(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
2017.5.28(SUN)
14:00
ミューザ川崎シンフォニーホール
爽やかな風を受けながらミューザを後にしました(o・v・o)/~