ビエロフラーヴェク追悼。 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

最近購入した

 

 

ドヴォルザークのスターバト・マーテルのCD。

 

指揮をしているのは、ビエロフラーヴェクさん。
 
{99130298-77FF-4F9C-AC57-128A5CCA0824}
開封後、ライナーノーツのビエロフラーヴェクさんらしきが人が指揮をしている写真が、
『(´・ω`・)エッ?』
ってくらい別人にしか見えず、
『これは誰??』
『誤植??』
いろいろな疑惑が芽生え、
Twitterなどでも情報収集したけど、結局分からずじまい。
数日後、
ある方のブログで、ビエロフラーヴェクさんが闘病中の記事を読み納得。
髪の毛が抜け落ち、げっそり痩せたのは、ご病気のせいと判明。
体調不良で、ヨーロッパでの公演もキャンセルし、姿がすっかり変わってしまったのは抗がん剤の影響かしらと(秋に来日も控えていたので)、心配していた折(Twitterのフォロワさんと早くご健康が回復されると良いですねと数日前に呟いたばかり)、本日訃報が流れ、かなりショックを受けてるところです。
奇しくも追悼盤となってしまったこのCD。
演奏者と録音データは、下記のとおり。

中村恵理(ソプラノ)
エリザベス・クールマン(メッゾ・ソプラノ)
マイケル・スパイアーズ(テナー)
パク・ジョンミン(バス)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:イルジー・ビエロフラーヴェク
【録音】
2016年5月23-25日 プラハ、ドヴォルザーク・ホール
 
ヨーロッパでもご活躍されてる日本の中村恵理さんを迎え、昨年録音されたもの。
ビエロフラーヴェクさんは、過去2回、このスターバト・マーテルを録音しているので、余程お気に入りの曲だと思いますが、過去2回の録音と比べても、曲の出だしから優しさに満ち溢れた演奏、『あー素晴らしいCDだわ』と思いながら数日前は、聴いていたけど、闘病中の演奏だからこそ、こうした慈愛に満ちた演奏だったのかもと、今日改めて思いながら聴いてます。
ドヴォルザークのスターバト・マーテルも彼の最愛のお子さんを亡くしたことで生まれた作品。
ビエロフラーヴェクさんがご自身の死を身近に感じながら指揮をされたのかは、わかりませんが、闘病中で体力的にも万全ではない中、この曲に対する思いは、相当あったのではないかと推察されます。
 
今夜は、彼の白鳥の歌になってしまったドヴォルザークのスターバト・マーテルに耳を傾けながら、ビエロフラーヴェクさんの御冥福をお祈りしたいと思います。