ヒナステラ
バレエ組曲「エスタンシア」op.8a
ファジル・サイ
アルトサクソフォンと管弦楽のための「バラード」op.67[2016](須川展也委嘱作品・世界初演)*
ピアソラ
タンガーゾ(ブエノスアイレス変奏曲)[1969]
ラヴェル
ラ・ヴァルス
指揮:ミゲル・ハース=ベドヤ
サクソフォン:須川展也*
コンサートマスター:四方恭子
Twitterやブログで評判の二期会「フィガロの結婚」と直前まで迷い結局チケット無駄にするのも勿体ないと思い都響プロムナード・コンサートへ♪
結果としては、こちらはこちらでかなり満足できるコンサートでした(^^♪
(もちろん二期会のフィガロも観たかったですが…う~。゚(T^T)゚。身体が二つ欲しい!!)
指揮者のミゲル・ハース=ベドヤはお初の指揮者でしたが、なかなかキレのあるリズム感ばっちりの指揮者で、けっこう当たりだったかも!!
エスタンシア組曲の出だしは、都響も固めだったけど、ベドヤの情熱的な指揮に煽られ、徐々にノリもよくなり、マランボなどはかなり熱い演奏でした♬
須川展也さんがサイ(トルコ出身のピアニスト兼作曲家)に委嘱したバラードは、南国風の打楽器が素敵なリゾート気分満載の曲で、須川さんの素晴らしいサックスがホールに朗々と響き、やっぱり須川さんのサックスいいわ~と聴き惚れてしまいました♪
曲は、現代曲ですがかなり聴きやすく、トルコ風のエキゾチックな感じとジャジーさが混在した須川さん向きの曲でしたが、若干退屈な部分もあり、そのあたりは微妙かなぁ。。。
本邦初演の曲なので、何度も聴いてくるとその面白さがわかってくるのかも知れません。
アンコールもサイの作品を無伴奏で。
サントリーホールにアルトサックスの艶っぽい音色が響き渡りました♪
初演とのことで会場には、作曲家のサイの姿も。
演奏後には、舞台で須川さんとベドヤとともに大きな拍手を受けてました。
せっかくならアンコールの時にサイのピアノ伴奏(今日の演目の関係でステージにピアノもあることだし…)があったらよかったのに(。>﹏<。)
休憩を挟み後半は、ダンガーゾ、ラ・ヴァルス。
ダンガーソのラテンの香りやブラジル音楽特有の哀愁感など、見事都響から引き出していたベドヤは只者ではないかも。
豪快な演奏でラテン風なラ・ヴァルス!!
この辺りは、好悪分かれるかもですが、個人的には好き(♥*¨)ु♬*゚‥♡
また全体的にバタ臭くなりがちな曲が多いのに、おしゃれに聴かせたのは、都響特有の洗練された響きとべドヤのキレの良さが上手く調和したからだと思います♪
情熱的なラ・ヴァルスのあとにアンコールは、J.ウィリアムズのオリンピック・ファンファーレ♪
こちらも都響の金管アンサンブルの豪快さが引き立つ快演でしたv(^-^)v
(奇しくも6月の東京フィルのコンサートのアンコールもこの曲でした♪やっぱりオリンピック絡みなんでしょうね。)
全体的に短めの曲が多いプログラムでしたが、小粒の山椒は、ビリリと辛い、スパイスの効いた夏を感じさせる素敵なコンサートでした。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
ベドヤは、また機会があればぜひ聴いてみたい指揮者ですね♪
しかし、南米出身とロシア出身の指揮者の活躍はめざましいv(。・ω・。)ィェィ♪
2016.7.18(MON)
14:00
サントリーホール
評価:☆☆☆☆(フィガロも観たかったなぁ…)