ベルリオーズ
序曲「ローマの謝肉祭」op..9
シベリウス
ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47*
プロコフィエフ
バレエ音楽「ロミオとジュリエット」~モンタギュー家とキャピュレット家、少女ジュリエット、ロミオとジュリエット、タイボルトの死、僧ローレンス、踊り、ジュリエットの墓の前のロミオ
《ソリスト・アンコール》
J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリン・ソナ第1番ト短調BWV1001~アダージョ*
《アンコール》
プロコフィエフ
3つのオレンジの恋~行進曲
ヴァイオリン:ヴィクトリア・ムローヴァ*
コンサートマスター:日下紗矢子
指揮:キリル・カラビッチ
久しぶりのコンサート。
4週間ぶりかな。
できるだけコンサートには行きたいと思うけど、実際に月1くらいが経済的にも体力的にも負担ないかも。
読響も1月のスクロバさん以来だからこちらも久しぶり。
もちろんヴァイオリン界の女王ムローヴァがお目当てだけど、指揮者のカラビッチも実は以前から気になってました♪
ロシア若手指揮者三羽烏(Mokuさんの主観です)は、
トゥガン・ソヒエフ
ワシリー・ペトレンコ
そして…キリル・カラビッチ
と思っているのですが。その中でもMokuさん推しは、カラビッチ。
その音源を聴く限り、甲乙つけがたい3人の中でも抜きんでた才能があると感じていたので、今回の読響マチネどうなるのか楽しみでした(^^♪
結果‼
1曲目のローマの謝肉祭から素晴らしい‼
リズムがイキイキしているだけでなく、弱音の扱い方がとてもお上手‼
普通ならあいさつ代わりの1曲目、オケ慣らしの意味で、軽く流す指揮者も多いけど、カラビッチは一切手抜きなし‼
ワクワク感がたまらない素晴らしい序曲でした♬
2曲目は、女王ムローヴァを迎えてのシベリウスの協奏曲♪
白いパンツスタイルの衣装がお似合いのムローヴァ…遠目にもハリウッド女優みたな雰囲気も醸し出していますΣ(・ω・ノ)ノ!
もちろん演奏もさすがの余裕と貫禄‼
音色から彼女のオーラが発するのを聴くとやっぱり女王は違うなぁと感嘆‼
凛としたシベリウスではなく、力強い張りのある音色は、個人的にはシベリウスのニュアンスと違うような気もするけど、オケの大音量に負けない音を涼しげな顔で出すムローヴァ様は凄すぎ‼
ムローヴァのヴァイオリンが素晴らしいのは、当たり前と言えば当たり前だけど、伴奏のカラビッチは、ムローヴァを喰うかくらいの立派な伴奏。
オケが出る瞬間(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!って感じ♪
彼の並々ならぬ才能が随所に表れ、女王ムローヴァに負けず(個人的には勝っていたと思う)濃厚な伴奏を聴かせたカラビッチの指揮でシベリウスの交響曲第2番など聴いてみたいと思わせる好演でした(^^♪
もちろんムローヴァの演奏は完璧、文句なしで、アンコールのバッハは鳥肌ものでした♬
休憩を挟み後半は、カラビッチのお得意なプロコフィエフ。
もうこれは間違いなしの名演‼
1曲目のモンタギュー家(シュトレーゼマンのテーマw)からオケを巧みにドライブし、キレの良い演奏を聴かせ、緩やかな部分のプロコフィエフ特有の抒情性の豊かな表現は、格別に素晴らしく、彼の才能を豊かさをたっぷり味わうことができた見事なロミジュリでした(^^♪
またリズムも際立せ方も上手くタメ作り方も巧み、一歩間違えると独りよがりになり兼ねない解釈(リズムの強調や打楽器の扱いなど)も彼の場合、嫌味にならずバランスを保っているところが彼の抜きんでた才能を感じます♪
また初共演の読響も彼の指揮に応え素晴らしい演奏(各奏者の素晴らしさはさすが読響‼)を聴かせ日本のオケでもTOPクラスであることを改めて実感‼
アンコールは、3つのオレンジの恋から行進曲(^^♪
まさかアンコールがあるとは思わなかったし、彼が行進曲を指揮したら素晴らしいだろなぁと思っていたので、うれしいプレゼント\(^_^)/
もちろん演奏もノリノリ‼
最高でした‼
やっぱりカラビッチは最高の指揮者でした(^^♪
出来ることなら読響と今後も共演を期待します(o^―^o)ニコ
カンブルランの後任に常任もしくは首席客演のポストに就くとうれしいかな。
余談ですが、カラビッチさんを見て隣にいた女子(高校生か大学生くらいかな)が「かわいい‼」を連呼してました…気持ちよくわかります(笑)
クマさんみたいでしょ(笑)
カワ(・∀・)イイ!!
サイン会もありましたφ(..)カキカキ
2015.5.30(SUN)
東京芸術劇場
14:00
評価:☆☆☆☆☆彡(贔屓ですw)