浜松国際ピアノアカデミー第20回記念コンサートシリーズ 東京公演 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

モーツァルト

ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K332*

ラフマニノフ

前奏曲ト長調op32-5“

ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op36“

ショパン

ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op35°

モーツァルト

2台のピアノ・ソナタニ長調K448*“

ラフマニノフ

6手のためのワルツとロマンス*“°


河村尚子*

上原彩子“

チェ・ソンジン°





ソンジンさん以外の河村さん、上原さんが浜松国際ピアノアカデミーに所縁があったことは、このコンサートではじめて知りましたが、国内でも人気のある河村さん、上原さん、そしてショパンコンクール優勝者のソンジンさんのピアノが一堂に会して聴けるとはなんとも贅沢。


やはりファンである河村さんのピアノは今夜も素敵。

しかもモーツァルト。

あーこれだけ聴けただけでも幸せすぎ。

席の位置から河村さんのお顔が良く見えたのですが、弾く時の表情がとても良いです。


上原さんは、若干、生真面目感あり。

ラフマニノフのソナタでは、重厚な音色を聴かせてくれたけど、河村さんとのモーツァルトではどこか固さがあったような。

彼女は、ラフマニノフやチャイコフスキーなどの方が彼女の素質にあっているような気がします。


ソンジンさんのショパンはさすが!!

コンクールから何度も何度も演奏してきているはずなので、テクニックも情感もばっちり。


モーツァルトの2台は、のだめだと千秋のパートが河村さん、のだめのパートを上原さん。

全体的には河村さんが仕切り、河村さんはのびのびと楽しげに、前述したように上原さんは、ちょっと固さが感じられました。

3楽章では、河村さんがアドリブでトルコ行進曲をしのばせるなど遊びあり。


6手は、三人で一つのピアノでなんか楽しげ(相変わらず上原さんは表情固いけど)。

仲良し三人姉妹(弟)みたいな雰囲気で、ここでも河村さんが仕切ってました(笑)…あとでtwittertのフォロワさんより、上原さんが河村さんより一つ年上んですよと教えられびっくりポン!!


余談ですが、ロマンスは、有名な協奏曲第2番の緩徐楽章と同じメロディを使っている素敵な曲で、今回はじめて聴いて好きになりました♪


最初に、このコンサートの音楽監督でもある中村絋子さんのプレトークあり。

ご病気で長く休養されていましたが、お元気な姿を見れて感激。

思い入れもあるのかかなり長めのプレトークになってしまったのはご愛嬌ですね(笑)

でも貴重なお話も聞けました。


全ての演目が終わり、万雷の拍手に応える際、河村さんが「絋子さんはどこ~??」って感じで、額に手を当てて探している姿も「絋子さん愛されているなぁ」と感じ微笑ましい光景でした。

もちろん今回の立役者で、会場で愛弟子たちを見守っていた絋子さんにも万雷の拍手。


河村さんがスタンウェイ 上原さん・ソンジンさんがヤマハ(たぶん…)。

6手はヤマハとそれぞれピアノを弾き分けていたもの面白かったかな♪




2016.2.6(MON)

  サントリーホール

   19:00




評価:☆☆☆