#52 新クラシックへの扉 | 音楽って素敵 ₍₍¶(ू⁄›˅̮‹ू∖)⁋₎₎ ♪♬

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クラシック音楽のコンサートなどなど拙い文章ですが、気侭に綴っています♪

モーツァルト

歌劇「魔笛」K.620序曲

R.シュトラウス

クラリネットとファゴットのための二重コンチェルテーノTrV293*

シューマン

交響曲第2番ハ長調op.61


《アンコール》

シューマン

交響曲第2番ハ長調op.61~第2楽章スケルツォ


新日本フィルハーモニー交響楽団

クラリネット:重松希巳江*

ファゴット:河村幹子*

コンサートマスター:西江辰郎

指揮:フィリップ・フォン・シュタインネッカー






渋い選曲のクラシックの扉…シュタインネッカーの拘り!?


R.シュトラウスのコンチェルテーノもシューマンの2番もコンサートで取り上げる機会は少ないと思います。


そんな玄人ウケする曲をクラシックの扉に持ち込むぐらいですから、演奏もお見事!!


金曜のマチネどっぷり堪能させていただきました。


魔笛序曲も見通しのよい颯爽とした演奏。

最初の1曲は、音慣らし的なことがあるけど、最初からしっかりネッカーの個性を聴かせます。

(モーツァルトの序曲の中でもトロンボーン3本を含む大きめの編成と7分ちょっとの演奏時間からなかなかこの曲もコンサートでは取り上げる機会が少ないような気がします)


ドッペルコンチェルテーノは、重松・河村の息の合ったソロとコンチェルト・グロッソ風の弦楽編成(指揮者の手前にソロを受け持つヴァイオリン・ヴィオラ・チェロを配置。その後方に弦楽合奏、ソロのコントラバスのみ通常の位置)の掛け合いの美しさは午後の黄昏のひと時にピッタリ。


後半、シューマンの2番は、昨今主流のピリオドスタイルを取り入れたすっきりした演奏。

かといって醒めた演奏でなくシューマン特有のロマンシズムや愁いを帯びた情熱もしっかり聴かせるネッカーの手腕は流石!!


やはりこの指揮者は侮れません。


フィナーレのコーダも近藤さんのティンパニーが決まりすこぶる名演♪


扉恒例のアンコールは予想どおり、交響曲のスケルツォ♪

ネッカー率いるNJPのスピード感は最高!!

(個人的には同輩のメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲オケ版スケルツォなどアンコールで聴きたかったかも)



オケは、下手にコントラバス・チェロ、ヴァイオリンを左右に振り分けた対向配置。

こうした曲目は、ヴァイオリンの掛け合いが楽しいので、対向配置が良いですね♪







                        NJPならではのメンバー表

2016.2.5(FRI)

   すみだトリフォニーホル

      14:00




評価:☆☆☆☆




                          スカイツリー(o^-')b