8月2日(土) 博物館活動センターの体験学習会に参加してみました。
この日は石狩市望来(もうらい)無煙浜で漂着物の観察と採集を体験します。
集合場所のリンケージプラザ(北1条西9丁目)が近づきます。
リンケージプラザには博物館活動センターの他、札幌市ボランティア研修センターや
在宅福祉サービスセンター、シルバー人材センターなどが入っています。
この日お世話になるバスが待機しています。
受付を済ませ、バスに乗り込みます。
創成川沿い、国道231号を進みます。
車内で、学芸員の方から漂着物観察(ビーチコーミング)についての説明を窺います。
天気、潮の満ち引き、季節、地形などビーチコーミングに適した条件を教えていただきます。
●前日や1週間前など、過去の天気を調べておくといいそうです。
荒れた天気の後、台風通過2~3日後などが、ビーチコーミングは適していてるということです。
●季節としては、海が荒れることが多い冬から春がいいそうです。
北海道の冬の海はちょっと近づき難いですが
●ビーチコーマーの経験則として 大潮より小潮の時の方が漂着物が多く残されるということです。
大潮はたくさん漂着物を運んできても、引くときにそれらを海に戻してしまうからではないか
ということです。
この日は小潮の前日。満潮が午前7時、干潮が午後1時なので、観察する時間帯は潮が引く
時期になり、適しているとのことです。
●ビーチコーミングに適した地形は、湾や入り江近くの海岸の砂浜だそうです。
漂着物の中には、薬品の入った瓶・注射針・爆発物など危険な物もあるので、直接手では触らない。
火ばさみや棒でつついて確認するなどの注意点を窺います。
ビーチコーミングは、「その漂着物が何なのか、どこから、どうやって流れ着いたのか」などに思いを巡らせ、考えたり、調べたりすることも楽しみの一つです。
でも、あまり難しく考えず、面白いと思ったものを集めて楽しもうといことでした。
実際の漂着物を見せていただきます。
茨戸(ばらと)川が見えてきます。
茨戸大橋を渡ります。
石狩放水路を渡ります。石狩新港へ注ぐ水路沿いには風力発電の大きい風車が3基と
小さい風車が1基設置されています。
石狩河口橋から石狩川を見ます。
北海道最大の川、やはり大河です。
その長さは全国3位、流域面積は全国2位になる日本の三大河川の一つです。
馬が牧草を食んでいます。
看板にはフロンテアクラブ/フロンテア農場と書かれています。初心者でもトレッキングが
体験できる乗馬クラブです。浜辺をトレッキングするコースもあるようです。
こちらは聚富(しっぷ)ミニパークです。ここでトイレ休憩になりました。
二階建の建物が、何とトイレです。
こちらは、平成6年11月に建立された「聚富開村百年記念」碑です。地図になっています。
この日の目的地、無煙浜はここから近くのようです。
「聚富開村百年記念」に赤いルートを書き足してみました。
国道231号から知津狩川沿いに海の方へ進み北石狩衛生センターを過ぎた辺りのようです。
バスから降ります。
浜に下ります。あまり海水浴客はいらっしゃらないようです。
泳いでいる方はいらっしゃいます。
波打ち際を歩きながら、思い思いに漂着物を観察したり、拾ったりします。
長く太い流木が波打ち際の砂の中に埋まっています。
かなりしっかり埋まっています。
ここで立ち往生している内に埋まってしまったのでしょうか
この辺り、カキの貝殻がたくさん転がっています。
波けしブロックによって潮の流れが変化すると、漂着物も変るとのことです。
カキの貝殻。中味が入っていることはまずないそうです。
波けしブロックを過ぎると、また漂着物の様相が変わります。
前方に次の波けしブロックが見えます。
この辺りは二つの波けしブロックに挟まれた浜です。
浜の奥の方を見ます。
かなり雑多な漂着物が積もっています。
波の作用によって、波打ち際には重いもの、少し離れると軽いもの、そして浜の奥の方には強風や大波で打ち上げられたもの・打ちあがってから時間のたったもの と振り分けられるそうです。
大きな切株です。これもどこかから流れ着いたのでしょうか
スパッと綺麗な断面です。それ程時間は経過していないのでしょうか
次の波けしブロックまで進んで、この日はここまでです。
空を見上げると、パラグライダーが飛んでいました。
*********************************** 続く
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