こんにちは!
心理カウンセラーの馬場 かよです。
あなたは、物心ついた頃から、
どこか生き辛さを感じることはありませんでしたか?
私はずっとあったんですね・・
そしてずっと不思議だったんです。
親から虐待されているわけでもなく、厳しく育てられたわけでもない。
よく褒められていたし、可愛がられて、大切にされながら育ててもらったはずなのに・・
どうして、こんなに生き辛かったりするんだろう・・・と。
そして大人になってからも、なぜか母と一緒にいるとイライラしたり、
一人暮らしを始めると、しばらく母に会いたくなかったりする・・
決して嫌いなわけではないのに、どこか自分らしくいれないような、
息が詰まる感覚が長年あったのです。
そして、優しい母に対してそんな気持ちを抱く自分自身のことを、深く責めていました。
あなたにも、そんな経験ありませんか?
愛されて、甘やかされて育った背景には、お母さんからの過保護や過干渉があったかもしれません。
子供に愛情深いお母さんの中には、心配のあまりに子供が失敗しないように、守り過ぎてしまったり、
何でも許してくれたりするケースがあったりするんですね。
そして、それが実は生きずらさの原因になったりするんです。
なぜなら、愛情という名の支配(コントロール)がそこには存在するからなんですね。
そして、悲しいことに、母親自身はコントロールしているつもりはなく
むしろ子供への愛情だと信じて、
子どもを守ろうとして、過干渉になったり、心配して過保護になったりしているんですね。
だから、よく「あなたのためを想って~」とか「あなたのために~してあげている」といった言葉を掛けられることが
あると思うのです。
子供からしたら、自分のために親が言ってくれているという事実が、親からの愛であると
信じて、疑いの余地もありません。
(たとえ、ささやかな違和感があっても、あっという間に搔き消されてしまいます)
愛という名のコントロールを受け取るしかなくなるんですね・・・
コントロールしているつもりはない母親 と 心配を掛けたくない・期待に答えてあげたい子供
という構図が自然と成立することによって、無意識にコントロールする・される関係が成り立ってしまうんですね。
親も子も、どちらも愛情がある故の行動なんです。
でも結果的に、共依存関係になってしまったり、子どもの自主性や自尊心を奪う形になってしまう。
お母さんが安心してくれる枠でしか、生きることを許されないような気になってしまったり、
大事にされ過ぎて、お母さんの外のテリトリーが怖くなってしまい、
自ら、お母さんのテリトリーに無意識で入り込んでしまうようになるんですね・・
だから、生き辛くなるんです。
自分を生きれていないから。
常に、自分の意思よりも先に、お母さんがどう思うかを瞬間的に気にしてしまう。その方法でしか、
幼い頃からの癖で、お母さんと繋がれないんです。
でも、この事実(構図)に気づきさえすれば、
これからは自分の意志で選択をすることができるようになっていくんですね。
自分が何かを選択するときに、頭に響くもう一人の自分の声・・
それは、内なる母の声。
そこから本当の自分の気持ちに意識を向けてあげて、再選択しなおせば良いんですね。
過保護や過干渉自体が悪いわけでもない。
ただ、愛情深いお母さんと、優しく思いやりの深い子どもが対になると、こういう支配関係が
起きやすいのだということを、知っておくだけで、
親も自分自身も責めることなく、理解し受け入れやすくなります。
それでも、親を責めたくなる気持ち、自分自身を責めたくなる気持ちが止まらなかったり
生き辛さがなかなか解消しないときには、ぜひ相談してみてくださいね
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今日もお読みくださり、ありがとうございました
心理カウンセラーの馬場 かよでした