こんにちは!
心理カウンセラーの馬場 かよです。
私の読者は、男性より女性の方が大半だと思うのですが、
あなたの代わりに、旦那さんへお伝えしたいなと思ったことがあるので
筆を執りました(笑)
夫婦間のすれ違いについてです。
夫のご立場であるあなたは、奥さまに何か相談を持ち掛けられた時や、
急に泣かれた時にまず最初にどんなことを思いますか?
「あっ、俺の対応が何か悪かったのかな?」
「なんか責められてるのかな?」
「どう解決したらいいんだろう・・」
など、頭・思考を使って、目の前の奥さんに対応しようとはしていませんか?
それは、あたかも仕事モードのように。
そして、一生懸命に考え出した解決策を提示したのに、返ってきた妻からの反応は
冷めたものだったり、不満そうな様子。
「何がいけなかったんだろう・・」そう思いますよね?
「だったら、俺に相談するなよ・・」とも、思うことがあるかもしれません。
妻も妻で、
「だから、夫には本当の気持ちなんて言えない」
「どうせ、夫はわかってくれない」
と悲しさと共に、孤独感や絶望感を感じてしまったり。
まさに、夫婦でのすれ違いの瞬間です。
でも、奥さまは、あなただから相談したんです。
あなたの前だから、泣いたり喚いたり、怒ったり、感情的にもなったんです。
あなたのことが、嫌いだからではなくて、攻撃したかったのではなくて、
あなたが大切な人だからこそ、そうなったんですね。
責めや攻撃どころか
「あなたに、どうしてもわかってほしい」という助けを求めているんですね。
わかるんです、男性である夫側が、咄嗟に思考的に解決しようとしてしまうこと。
会社では、職場では、問題が起きたら論理的に考えて、冷静に分析をしてどう対応していけばよいかを考えますよね。
そこに、「やりたくない」とか「こんな風に感じる」などどいった感情をひとたび
挟んでしまおうものなら、仕事は立ち行かなくなるから。
だからこそ、男性は特に、いまここにある気持ち・感情、「どう自分が感じているか」ということについては
無意識に蓋をしてしまいます。
でも、女性側である妻は違うんです。
女性という生き物は、どんなに強がっていても、どんなに理性的に見えていても、仕事ではバリバリ
仕事をこなしているようにみえても、女なんです。
愛する男性を目の前にしたら、甘えたいし、頼りたいし、気持ちを理解して、分かってほしいんです。
極端な話、問題そのものを解決してほしいのではなくて、今自分が抱えているこの気持ち・感情を共有したいし、
気持ちを理解して、共感してほしいと思っているんですね。
決して、夫を責めたり、試しているわけでもなく、純粋にわかってほしいだけ。
パートナーが隣にいるのに、一人で抱えている状況が孤独でたまらないから・・
女性のこの特性を知らない・気付いていないことで、どれだけ多くの男性が誤解され、女性側も
余計に孤独な気持ちに至り、すれ違っているのだろうと思います・・
そして、女性側も、素直に男性に本当の気持ちを伝えられると理想的ですよね、
「私、ただ話を聴いてほしい。あなたに気持ちを分かってもらえたと思うと、それだけで頑張れる気がするから」
とかね。
恋人同士だと当たり前にできたやりとりも、夫婦になり、ましてや育児で余裕がなくなってくると
妻側もこんな風には、だんだん甘えられなくなってきて、愛されやすい妻という助け船を夫に出せなくなるかもしれません。
でもね、きっとあなたの奥さまは、待っています。
あなたからの優しい声掛けを、共感を。(そう見えないですよね?)
奥さまは、あなただから結婚しようと決めて、あなたと子どもを持つことを決めたんです。
この女性としての夫に対する純粋な想い、信頼、そして覚悟に想いを馳せてもらえたらな・・そんな風に思います。
どんなに頑なに閉ざした奥さまの心も、あなたの優しい声掛けや、ちょっとした気遣いをめげずに
掛けていくことで、きっと解れるときが来ると思います。
そう、男性としての包容力が試されているときなのかもしれませんね。
女性側が、自分軸で愛されやすい奥さんに中々なれない時、
男性である皆さんが、少しでも先に歩み寄れて、少しでも夫婦でのすれ違いが減ればいいな、と思います。
きっとこの記事を最後まで読むことができる方であれば、幸せなパートナーシップが築けるはずです。
今日もお読みくださり、ありがとうございました
心理カウンセラーの馬場 かよでした。