さすがに「1億総アクティビスト」は、大げさだが、株主総会におけるアクティビストの存在感は増している。
ディズニーランドやディズニーシーを運営するオリエンタルランド(OLC)の株式を京成電鉄が約20%保有する筆頭株主だ。
そんな現状を問題視するアクティビストが登場した。
英投資ファンドのパリサー・キャピタリスト。
世界最大の運用規模を誇り、2021年に京成への出資を開始した。
パリサーが提案しているのは、遅くとも26年3月末までにOLC株の保有比率を議決権割合で15%未満まで減らすことだ。
パリサーが試算した京成の鉄道と不動産などの事業の価値は、3200億円。
一方で、京成が保有するOLC株の時価総額は、約1兆2300億円にもなる。
「価値のギャップ」を見たパリサーにとっては儲けのチャンスに見えたのかな。
京成は、あくまでも手放すつもりはないようだが、いつまでも突っぱねられるかな。
アクティビストが大量保有した企業の株価が一時的に上がることがあるので、投資家から注目される。
よく聞く社外取締役だが、飾りではなく本当に機能しているのか。
いくら多様性と言っても101歳のおじいさんが社外取締役とは。
京都ホテルの社外取締役に15.3年在任している千玄室。
名字で分かるが、裏千家の第15代家元で、現在は大宗匠を名乗る人物だ。
さすがに誰も「もうそろそろお引き取りやす」という人はいないか。