昨日から新宿サブナードで、「古本浪漫州」という古本まつりが始まった。
年に数回開催していて、毎回楽しみにしている。
昨日、見つけて買ったのが今回の本。
地震に関する話題が載っていたので買った。
東京タワーは曲がっていなかったというタイトルが気になった。
東京タワーが完成した当時、新聞社に投書が投げ込まれたり、風説が流れたりしていたそうだ。
そこで、著者は東京都建築局にいたので、現場に向かって調査した。
調べると、傾きは1/4000程度だった。
この数字は、300メートル塔から見れば誤差みたいなものという内容の調査報告書が出て、風説は消えていったそうだ。
まあ、あの時代であれば、見慣れないタワーが建てられると不安に思っても無理はない。
昭和33年(1958)に発生した伊勢湾台風で、東京タワーの283メートルに設置した風速計は最大瞬間風速44.2メートルを記録した。
その時、東京タワーは最大4センチほど横に揺れた。
揺れた幅もそうだが、崩れることもなかった。
地震大国日本に建てるタワーや高層ビルが台風が来たぐらいでグニャグニャに曲がっては困る。