※かわいそうな画像が出て来ます。
苦手な方はご遠慮ください。
台風9号が去った早朝、
いつもの公園に行って見ました。
幸い私の町では
強風が吹いた程度で、
大した被害はありませんでした。
白くて丸くて
ふわっとした物体を
発見しました。
サギの幼鳥が、
死んでいるかと思いました。
しばらく見ていると
かすかに動くではありませんか。
顔を上げました。
しかし、強風で
巣から振り落とされ、
体を傷めているのでしょう。
身動きできないようでした。
おそらくダイサギの幼鳥
というか、まだ雛に近い状態です。
本来なら親に餌をもらっている年頃、
しかし強制的に巣立ちとなって
しまったようです。
野鳥を拾ってはいけない。
拾ったところで
どうすることも出来ない。
驚かさないように
その場を離れることしか
できませんでした。
大木の根元に
たたずむのはアオサギの幼鳥、
こちらも同じく巣を失ったのでしょう。
オロオロとした様子でした。
近くではカラスたちが、
力を失ったサギの幼鳥を狙い
うろついていました。
森には不穏な雰囲気が
漂っていました。
残念ながら
亡くなっていた鳥さん、
今までこの公園で
一度も
お目にかかったことがありません。
調べてみたところ、
ツミという鳥ではないか
と思われます。
ツミは日本最小のタカ
だそうです。
強いイメージのタカですが、
台風の強風には
敵わなかったのでしょうか。
一通り散策し、
出勤しました。
でもやはりその後のことが気になり
仕事終わりに
また公園に駆けつけました。
アオサギの幼鳥と
ゴイサギの幼鳥ホシゴイが
連れ立って行動していました。
カラスの鳴き声が聴こえると、
身を隠すようにしていました。
残念ながら、
朝見たダイサギの幼鳥の姿を
見つけることは
できませんでした。
ツミの亡骸もなくなっていました。
空を飛べる鳥さんも、
台風にはどうにも
太刀打ちできないようです。
だからひたすら卵を産んで、
ひたすら餌を運ぶのでしょう。
台風10号も
間近にせまっています。
とりあえず備えをして
通り過ぎるのを
待つしかありません。
ただひたすら
生きていくだけです。
それでは、ごきげんよう!