もく目帖 -12ページ目
梅雨の晴れ間、
いつもの公園のいつもの森では
ゆったりとした時間が
流れていました。
夕方のことです。

あまりの涼しさに
木をつつくのも忘れ
夕涼みにふけるコゲラさん。
ふんわり、
髪形がキュートです。

色彩の妙、
ハンミョウさん。
いつもはすぐ逃げるくせに、
アジサイの葉のソファーで、
一休みです。
一枚撮らせてもらいます。
そのあとは、
いつものように
道案内してくださいな。

そのあじさいは、
7月だというのに
まだ色鮮やかな花を
咲かせています。
長い間
お日様が照らなかった
せいでしょうか?

昼間の雨水、
まだ残っています。

「止まない雨はない。」
とコゲラちゃんが
考えているかどうかは
知る由もありません。
そんなことは
どうでも良いくらい、
驚くほど涼しい夕方の、
いつもの公園のいつもの森
なのでした。
止まない雨はない。
明けない梅雨はない。
散歩に行かずにはいられない。
「二重否定は、強い肯定。」
その昔、教わりましたっけ。
それでは、ごきげんよう!
遠くの高い木の上で、
ホシゴイちゃんたち、
なにやら険悪なムードです。

遠くて高いので、
ぼんやりとしか見えませんが、
2羽のホシゴイちゃんたちが、
言い争っているようです。
まるで恐竜のようです。
あまりの剣幕に、
手前のホシゴイちゃんは
飛んで行ってしまい、
真ん中のホシゴイちゃんは、
困ってしまいました。

真ん中:「あっ、鳥だ!」
両側:「うそっ!飛んでる!」
3羽一斉に同じ方向を見ました。
右:「てか、俺たちだって鳥じゃん。」
左:「まだ、話ついてない。」
真ん中:「 ・ ・ ・ 」
まだ怒りのおさまらない、
ホシゴイちゃんたちなのでした。

隣の竹にとまっていたのも、
同じホシゴイちゃんでした。
3羽もとまっていたので、
竹は今にも倒れそうでした。
でも倒れても大丈夫。
パタパタと羽ばたいて
他の木にとまれば良いんですから。
ホシゴイちゃんたちは、
自由なのです。

遠くて高い木の上での
ホシゴイちゃんたちの
お話でした。
今年は昨年より
ゴイサギたちの活動が、
活発なように感じます。
次回は「近くて低い木」に
来てくれるといいんですけど。
(笑)
それでは、ゴイきげんよう!

この蚊取り線香の画像を
ご覧になって、
もしかして私が久々の
ソロキャンプに出かけたのかと
思われる方がいらっしゃるかもしれません。
違います。
庭の草取りです。
蚊に刺されないよう炊きました。
最後にやったのは一体いつのことでしょう?
しかもあの日は、
実家の母がやってくれました。
もう今日が我慢の限界でした。
この庭を通って、
家に出入りする時の
あのうっとおしさ、
自己嫌悪感。

雑草の生い茂った玄関前。

アマリリスの葉に絡みつく
朝顔のつる。

虫に喰われた大葉、
ポットに植わったまま
見向きも去れない花の苗。

しかも
バーコードまで貼られたままです。
500円の文字。
実家の母からの贈り物でした。
極めつけは、

主人(あるじ)が
いたずらに植えた柿の種から、
発芽した柿の木。
そんなに甘い柿ではなかったはず。
こんなに伸びきっています。
重い腰を上げたのが、
15時15分。
終わったのが18時30分。
所要時間3時間。
まあ、なんてことでしょう!
うっそうとした庭が、匠の技で、
見事に生まれ変わりました。
(匠とはいえない仕上がりです。)

アマリリスに絡み付いていた
朝顔は綺麗に取り去られ、
(アマリリス優先)

ポットに入ったままの
花の苗は
地面に植え替えられ、
まるで生まれ変わったかのようです。

あんなに高くそびえていた
柿の木は、
低く切り詰められ
夏仕様になりました。
(抜かんのかい!)

あんなにうっそうと茂っていた
玄関前がうそのようです。
これで家族がストレス無く、
笑顔で通り抜けられる
お庭となりました。

取れた草は
山のようでした。
これで1ヶ月はもつでしょう。
えー、たったの1ヶ月?
またすぐ
ビフォー状態になるんでしょうね。
それでもいい。
先のことは考えず、
今を生きたいと思います。
3時間がんばった自分に
お疲れちゃん。
それでは、ごきげんよう!

