大抵なんでも早く着手する
早起きは三文の徳という(Early bird can catch a worm.)
かなり早くに着手して、大要をつかむ
何が足りなくて、何に時間を取られそうで、何はこれとこれがあれば大丈夫という具合
振り返れば、これは中高の定期試験で身につけたのではないかと思う
何回か見たり読んだりして、それに触れて馴染んでおかないと、いきなりは理解も記憶もはかどらない
テストの直接に「はじめまして」なことばかりでは頭がパニックになり、理解も記憶も定着させられない
早めに着手して馴染むことがわたしには必要だった
天才ではないから努力が欠かせない
会社をここまで、かれこれ20年以上もつぶさずにやってこられたのは、これに縁と運があったおかげだと思っている
さて、新しい商品やサービスは、目新しいほど、人は躊躇する
馴染んでいないからだ、そんな商品に手を出すのは Early adopter だ
だから、まず少人数でいいから、Innovator やEarly adopter に手を出してもらい、その周りにいる人たちの目に馴染ませることが肝要だ
Innovator や Early adopter にはじまり、Early majority、Late majority といったことが、よくプロダクトライフサイクルで説明されるが
これはそういうことでもある
広く浸透させるには時間がかかる
みな勘が良くて、天才で、判断力がある人たちばかりではないのだから
というわけで、新商品をこうした考えの下浸透させていくつもりだ
ただし、Early adopter に高価格で販売して早期に投資を回収するという高価格戦略(skiming pricing)ではなく
最初から低価格で市場浸透をはかるペネトレーション価格戦略(penetration pricing)
「客に価格を問題視させない」
これができれば成功をぐっと引き寄せることができる
投資の回収はゆっくりでいい
さて、わが社の新商品の命運やいかに
数ヶ月後には大勢が判明する
良い結果がでるよう、ねちねち戦術を練り直し続けていくつもりだ
(備忘)
コトラー&ケトラー共著『マーケティング•マネジメント』(丸善出版)
(参考記事)