「酒々(ささ)」とか「般若湯(はんにゃとう)」といったら何かお分かりだろうか
ご存知なかった人も写真で見当がついてしまったかもしれないが
答えは日本酒(sake; Japanese sake; Japanese rice wine)
酒々は日本の古語(archaic word)、般若湯は僧侶(monk)の隠語(secret language; cant; argot)である
いまや日本酒は世界で大人気、欧米では日本酒の消費が拡大し(consumption rise; increased consumption)、なかでも吟醸酒が人気なのだとう
世界の日本酒人気は、世界各地に酒蔵(sake brewery)が誕生するほどだ
アメリカやフランス、ブラジル…海外進出した日本の酒造メーカーが現地(local)で作ったり、現地企業が造ったりしている
海外で造られた日本酒は、現地でも飲まれるが、日本にも輸出されている
余談だが(it's just an aside; as an aside; it's off the subject)、酒税(alcohol tax; liquor tax; tax on alcohol)が国税(national tax)の中心だった時期がある(詳しくは下記参照)
違法などぶろく(home-brewed sake; unrefined sake)が生まれる背景にもなったようだ
もちろん、いまでもアルコール分1度(1%)以上の飲料を製造するのは、たとえ自家用であっても酒税法違反(violation)だ
ところで、かつて放映されたNHKの連続テレビ小説「マッサン」は、主人公のマッサンが、ウィスキー造りを学ぶため、単身スコットランドへ渡った
マッサンは造り酒屋の跡取り(successor)だったのだが
マッサンは、帰国すると、日本のウィスキー造りに生涯をかけて(for the rest of his life)奔走し「日本のウイスキーの父」と呼ばれるまでになった
モデルは、ニッカウヰスキーの創業者(founder)竹鶴政孝、実にロマンチックな人生だ
「日本から来たひとりの若者が、1本の万年筆とノートで、わが国門外不出のウイスキーづくりの秘密を盗んでいった」とイギリスの副首相が賞賛したのは有名な話だ
日本酒は日本のお家芸だが、ナパバレー(米国)のワインがフランスワインを凌駕したように、カリフォルニア産やチリ産の銘酒といったものがいずれ誕生するかもしれない
そして、そこにはどんなロマンチックな物語が紡がれるのだろう
自分にも、そんなロマンチックな仕事ができたらいいな、まだ間に合うだろうか?(It's not too late yet?)
(出典)
租税史料「酒税が国を支えた時代」(国税庁ホームページ)
https://www.nta.go.jp/about/organization/ntc/sozei/tokubetsu/h22shiryoukan/01.htm