若い時分に一人暮らし(live alone)をしていた際、倹約(economy, saving)のために、大根を1本買ってきて、大きな鍋で全部風呂吹き大根にして、朝に晩にと3日かけて食べつづけた記憶がある
倹約もやり過ぎると生活の質(quality of life)が落ちると感じた
なんで唐突に(abruptly)大根の話をしだしたかというと、夕食に並べられた皿を見て「煮物(simmered [stewed; boiled] Food)」と「和え物(seasoned)」それに「たくあん」と、3つの皿すべてに大根がのっていることに気づいたことに発する
あのとき、1本の大根を3つの料理にすれば、飽きずにたべることができたかもしれい(そんな腕(cooking skills; cooking ability)はなかったし、面倒だ(bothered; too much hassle)からやらなかっただろうが)
前置き(introductory remarks; )が長くなったが、旬(in season; seasonal; the best season for)にはまだ少し早いけれど大根のはなしを少しばかり
大根は葉に近い方ほど甘く、下の方に行くほど辛みが増す
これは女性を中心に食や料理に詳しい方にとっては常識だ
サラダにするなら上の方を、ピリ辛の大根おろしを所望するときは下の方を使うのがおすすめとなる
その理由はというと
大根の下の方に細かいひげ(hair, fiber)のようなものががついているが、実はこの部分が大根の根で、上の方のすべすべしている部分はというと、根ではなく胚軸(茎)なのだそうだ
つまり、根っこの上半分くらいは茎ということか
胚軸(茎)は、根で吸収した水分を葉に送り、反対に葉で作られた栄養分(nutrition)を根に送るため、水分が多く甘みがあるのだという
一方、根は土の中の虫から身を守るために、細胞のなかに辛み(acrid taste; pungency; pungent taste)成分を蓄えていて、虫がかじると細胞が壊れ辛みが出る仕組みになっている
だから、大根おろしでは、力強くゴシゴシ下せば細胞が壊れて辛みが増し、やさしく下すと辛みを抑えられるということだが、ゴシゴシ下ろさなくても、噛んだらやはり細胞が壊れて辛くなるのではないかと思うのだがどうだろうか?
そういえば一昨日鉄板プレートの上で焼きながら食べたタマネギは、焼きが足りなかったからかかなり辛かったのだが、辛みが強いタマネギは、英語で strong onion というようだ