シフォンケーキ(chiffon) | 英語ボキャビル奮闘日記

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なかなか身につかない英語をブログに書くことで身につけようと思う
ブログもはじめてだから ブログのことも勉強しながら一石二鳥としたい

記憶の欠片、思いの欠片、出会いの欠片を文章にして
気になる言葉に英単語をつけた日記である

「パパはシフォンケーキ好きじゃん!スポンジケーキとはちがうよね」

娘が畳みかけてきた


一見そうじゃなさそうな雰囲気なのだが、意外と理屈っぽい

マカロンについて書いたとき、同じことを言っている人がいるだろうと思ってネットを見ていたら、よくは読まなかったがシフォンケーキとスポンジケーキについても同じような話があることには気づいていた

娘はあのあと同じようにネットを見たんだろう


皆やることは一緒だ

「マカロンとカルメ焼きの話はもう終わったんだけど…別に、まったく同じだなんてパパ言ってないし…シフォンケーキとスポンジケーキは違うよぜんぜん」

お互いなんか言い負か(talk down)そうとしてしまう


似たもの同士(two of a kind; share the same vibes)だ
※vibe, vibes 雰囲気

 


実は手元にお菓子の辞典がある

それによると

シフォンケーキは1927年にアメリカ、ロサンゼルスで誕生した

 

レストランなどにパンを卸していたハリー・ベーカーが考案

 

この人は元保険外交員(an insurance salesperson)だったとも

彼はアパートの一室を秘密の厨房にして、1日40台以上のシフォンケーキを焼いたそうだ

 

数多くの有名人(celebrity)も購入するなど評判となった(make a splash;created a sensation)が、彼はレシピを長年秘密にした

1947年、この秘密のレシピがゼネラルミルズ社に売却され、材料として植物油(vegetable oil; plant oil)が使われていることが明らかになる

レシピが『Better Homes and Garden Magazine』誌の1948年5月号で紹介されると、またたくまにシフォンケーキブームが起こり、小麦粉と植物油の売上増加に貢献したという

以上シフォンケーキのトリビア(trivial)でした

ちなみに、chiffon は薄い絹布の意。

(出典)
猫井登著『お菓子の由来物語』(幻冬舎)