先週からずっと推し続けてきたクイーンズライチですが、ここでバンドそのものの紹介を。
ちなみにQueensrÿcheの日本語読みは、現在ではクイーンズライクで統一されているそうですが、
私がこのバンドを知ったときは「クイーンズライチ」でしたので、これからもこれで通します。
1983年にデビューしたこのバンドの評価を決定づけたのは、
これまで紹介し続けたコンセプトアルバム『オペレーション:マインドクライム』でしたが、
チャート上でも成功を収めたといえるのは、その次の作品。
1990年のアルバム『エンパイア』が、全米7位に!
タイトル曲は『オペレーション:マインドクライム』同様、アメリカの現状を批判する内容。
アルバムのラストを飾るこの曲は、ジェフ・テイトのボーカルが光るパワー・バラード。
メンバーが演奏する映像の合間に挟まれる海岸や夕焼けの映像が美しくて、
PVとしてもよく出来ています。
特に歌うジェフ・テイトと、そのバックでスクリーンに映される画像との組み合わせが最高!
何よりもこのアルバムにここまでの成功をもたらしたのは、
この曲が全米トップ10に入るヒットとなったことでしょう。
(ボン・ジョヴィみたいな例外を除けば、こういうバンドがトップ10に入ることは異例なこと。)
オーケストラの演奏を絡めたこの美しいナンバーは、
このバンドだからこそ生み出せた奇跡的な名曲。
さらに続く1994年の『約束の地(プロミスト・ランド)』は全米3位。
哲学的な内容の歌詞を複雑なリズムに乗せたこのナンバーは、PVも相当凝った作り。
最新作の『テイク・カヴァー』は全曲カバーという企画盤。
カバーしているのは、なんとピンク・フロイド、クイーン、ポリス等々。
HM/HRの枠におさまりきらない、とにかく規格外のバンドです。