1987年発表のコンピレーションアルバム、『ザ・ワールド・ウォント・リッスン』
シングルとそのB面を集めた得意のパターンですが、その1曲目。
ディスコを焼き払え/ありがたいDJ様を吊るし上げろ
いつもかけてくださる音楽のお礼に
僕の人生の足しになるようなことを/一言も歌っていない曲のお礼に
彼らがラジオ出演した際、チェルノブイリ原発事故のニュース直後、
DJがワム!の曲をかけたのに憤慨したことをきっかけに書かれたことで有名な曲。
♪Ask
ザ・スミスのこれまでの曲の中でも特に親しみやすいメロディを持ったナンバー。
サビの、
If it's not love/Then it's the Bomb the Bomb the Bomb…
のところの繰り返しがすごく耳に残ります。
そして、同じ年にリリースされた『ストレンジウェイズ・ヒア・ウィ・カム』
を最後にバンドは解散してしまいます。
解散は仕方なかったでしょうね。
このアルバムの発表前に、ジョニー・マーは脱退していましたし、
モリッシーの詩とジョニー・マーのギターの組み合わせでしかザ・スミスは成立しませんから。
その後、モリッシーはソロ活動。
ジョニー・マーはザ・ザ、ブライアン・フェリー、トーキング・ヘッズ等と共演したり、
ニュー・オーダーのバーナード・サムナーとエレクトロニクスを結成したりします。